第13話

どうしよう《愛side》
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2018/01/17 00:30
_ピピピピッ_ピピピピッ_カチャ

……………………………

眠れなかった

奏翔くんからの告白に

祐からのお誘い

ていうか、一緒に学校行くのに

なんでメールしてきたんだろう?
私のちっぽけな脳では全然分からない。

_パサッ

モゾモゾ

キュッ

パジャマから制服に着替えて

ご飯を食べるためにリビングに向かう
おはよ〜ママ
愛の母
ま、愛?!
お、おはよう…
今日は早いのね
うん、まあね〜
ねぇ私の用意が早いだけで

なんでそんなに驚くの?笑

ママ、地味に酷い…笑
愛の母
今日も祐くんがお迎え来るんでしょ?
うん、そだよ
愛の母
なら早くご飯食べて行く準備
しなきゃね
うん。
祐が迎えに来てくれるってなって

とってもとーっても嬉しいんだけど

何故かモヤモヤする。

それは、疑問の方じゃなくて…

なんて言うんだろう…

胸が熱くてモヤモヤするの。

なんでだろう…

とりあえず、学校に行ったらかなちゃんに

相談しなきゃ。
ごちそうさま
愛の母
はーい、お粗末様
行ってきます
愛の母
いってらっしゃい
祐くんによろしくね
うん
はぁ

なんか憂鬱…

奏翔くんにはどんな顔して会えばいいの…
ガチャ
祐也
おはよ、愛
おはよ〜祐
なんだか昨日の今日で気まずい

それに祐から顔を見られるだけで

火照ってくる…

なんで?どうして?

今までこんな気持ちならなかったのに
祐也
よし、行くか
うん
今日は歩いて学校に向かうみたい

まあ、学校までそんな遠くないから

自転車じゃなくても全然行けるんだけど…
チリンチリン_チリンチリン
もう、朝からなんでチャリにならされないと

いけないの…


憂鬱な気分になりながらもパッと後ろを見たら
奏翔
おはよ!
爽やか笑顔で言う奏翔くんだった。

横を見ると祐はムスッとしてる。

や、やばい…
奏翔
愛を迎えに行こうと思って家に行ったら
愛のお母さんに祐くんと行ったよって
言うの聞いて慌てて追いかけてきたんだ
そ、そうなの…
な、なんだか訳分からない…

昨日といい今日といい…

それに、今はあんまり奏翔くんと

顔を合わせたくない

…祐といたい
ごめん、奏翔くん。
ありがたいんだけど祐と行きたくて…
そう言うと祐はびっくりした顔で

こっちを見た。

だからえへへって笑ったの。
祐也
っていうことだから。
祐はそう言って

私の手を引いて歩き出した

奏翔くんを見ようとしたら
祐也
見んな
祐は私の目を隠した。

そして、祐はこう言ったんだ
祐也
愛、信じられないかもしれないけど
俺、愛の事が好きだよ
お前が村田と付き合う時から好きだ
だから、俺の事も少しは考えて欲しい
なんて言われて…

一気に2人から告白されると思わなくて

でも胸が熱い…ドキドキする

奏翔くんにはなかったドキドキ…

なんで?
祐也
そういう事だから行くぞ
はっ、そうだった、私達学校行く途中…
祐也
遅刻寸前だから走るぞ!
祐は私の手を持って走り出す

すごく楽しい

安心感がめっちゃある。

でも、私にはまだ分からないところがある。

よし、かなちゃんに相談だね。

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