第5話

呪いの正体とは?
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2018/02/07 11:10
ある夜、夢を見た。

夢の中の少女は血だらけで、沼でもがいていた。

「助けて。」

そう叫んだ少女を助けようとしたが、足が動かない。

そのうち、少女は段々と沈んでいき、最後に

「呪ってやる。」

と叫んだ。

この夢とつなげることが出来る気がする。

そう、夢のなかの少女と血鬼がとても似ている。

「うーん。その夢と今回の・・・呪い?か、関係が無いとは言えないね。」

チョロ松が腕を組んでしかめっ面をした。

「だろ?その時はただの夢だろうってほっといたんだけど・・・今思い出した。」

「おそ松兄さんがその夢見たのはいつ位?」

トド松が聞いてきた。

「ん〜、だいたい2週間位前かな。」

血だらけで沼に沈んでいく少女と血鬼。

そして最後に言い残した言葉と今回の事。

何の関係があるのだろうか・・・?

解決することが出来れば止められるかもしれない。誰も失わずに済むかもしれない。

気付いたらカラ松はとっくに輪の中にいた。いつもと違うのは、全く発言をしなかった事だ。

まぁ大丈夫だろう。

時計を見上げた。

午後1時。

ネットカフェに行って何か調べてみよう。

「ちょっと出かけてくる。」

と言うと、皆

僕も・俺も と行動を始めた。

が、カラ松だけはずっと考え込んで動かなかった。

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