プリ小説

第3話

夢じゃない
「!!!!」

一気に飛び起きた。もしかしたら夢じゃないか?と微かな望みも腹を見た瞬間崩れ落ちた。

千切られた痕に赤い線がついていた。それと同時に昨日の激痛を思い出した。

あの少女はなんなんだ?

血鬼という名前の通り、彼女は血だらけだった。到底人間とは思えない力だった。

あれは "何"?

人間じゃないのなら・・・?

「やめた、こんな事考えたって仕方ないよ・・・」

声を押し殺して泣いた。俺の泣き顔だけは兄弟に見せてはいけない。長男が泣いてどうすんだ。

1時間位たった頃、兄弟達が起きてきた。

「お、おはよう!カリスマレジェンドは早起きだぜ!」

俺はわざと明るく振舞った。

「おはようおそ松兄さん。昨日・・・大丈夫だった?」

トド松が涙目で聞いてきた。

「大丈夫だって!俺、カリスマレジェンドの人間国宝で長男だよ?こんなんへっちゃらだ!」

俺がニコニコして言うと、

「そっか・・・、でも、ごめんなさい。」

チョロ松が謝ってきた。

「何で謝るんだよ?大丈夫だって!」

「なぁおそ松、お前何か隠してるだろ?」

え?

「カラ松?どうしたん?今日は機嫌悪いか・・・」

「なぁ、隠してるだろ?何か」

「!?」

カラ松が勘づいている。表情に出さないようにしてたのに。

「はぁ!?何言ってるんだよ?俺は何も隠してない!何を根拠に・・・」

「20数年一緒にいて気づかないわけないだろ?別に無理に話せとは言わないが・・・
長男だからって無理してるんじゃないか?」

図星。俺は何も言えずに固まった。

「・・・長男だからって何でも抱え込むな。俺達がいるだろう。」

カラ松はそう言い残すと、どこかへ出かけていった。

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珠奈@ミルクティー飲みたい
珠奈@ミルクティー飲みたい
こんな私も、4月に中2になりました。厨二病☆ 相変わらずボカロとか好きです(*´ `*) 文ストの沼に落ちました。誰かお助けを笑笑笑笑 作品の更新不定期ですみません。心からの謝罪です。 そして、お気に入り・いいねありがとうございます! 太宰さんと中也と芥川と敦くんとぁぁぁその他諸々天使ですね←何言ってんだこいつ