第7話

嫌 。⚠
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2018/02/01 08:34
羽瑠
僕に触れられるのが嫌……?
ぴたり、と足を止める羽瑠。

その目には光なんて入っていない。

焦点の合わない目。

あなた

い、や、そういう意味、じゃ…なくて…

怖くて声がうまく出せないってこういうことなんだなって思う。

喉のところで声が詰まる感じ。
羽瑠
そういう意味だからそう言ったんでしょ…
頬にあった彼の手は下へと下がってきて今は首元にある。

さらり、と触れる手がくすぐったい。

何がしたいのかさっぱりわからなかった。

そのまま放っておいていれば


………彼の手は丁度ワイシャツの第一ボタンのところ、鎖骨の真ん中のくぼみの少し上辺りを力強く押してきた。





なんのことだかわからなかったのは一瞬で、気づいた頃にはもう息が上手くできなかった。

まるで首を絞められているように苦しい。

あなた

は、る……ッ く、るしッ

羽瑠
知ってる、。わかっててやってる。
彼が何をしたいのかわからない

手を離してほしくて今出る精一杯の力で彼の手を掴む。



……………が、



いくら可愛らしい容姿をしていてもやはり相手は男子。

女の私が力で敵うわけ無い。


私の手はいとも簡単に彼の空いている方の手に囚われてしまう。
あなた

やめ、ッ…

羽瑠
僕はあなたのこと信じてたのにあなたは僕以外の奴を見るから……だから、僕のものになってくれないなら……無理矢理にでも僕のものにしようかな…って……
羽瑠の言ってることなんてちゃんと聞こえるわけない。

今は酸素を取り入れることに精一杯。

目の前がぐるぐるする。私このまま死ぬのかな……ッ

周りの生徒がざわついている声が聞こえる。

こんな大勢の前で死ぬのか…目立つなぁ……………。

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