プリ小説

第17話

14個目の椅子
※この回は向葵(夏芽、麗の先輩)目線です。それをお確かめの上、読み進めてください。











「『これください』」

正直びっくりした。

ほんとに最近よく会う。

なんでだろうな。

それにしてもこいつ…

よく喋るな。

適当にあいづち…ではないけど、話をしながら歩いていると、今度は鼻歌を歌い出した。

この歌…

気づいたら聞いていた。

「なあ、その歌って…」

すぐに返事が返ってくる。

「え?ああ、これは…」

すると、今度は歌詞もつけて歌い始めた。

ああ、

ずっと聞いてなかったけど、やっぱり、、、

こいつの声はこんなにも俺の心を締め付ける。

まるで、心が擦り切れてしまうかのように。






「うん、じゃあな、夏芽」

別れてからも、ずっとそのことを考えていた。

なんで、こんなにもあいつの声は心に響くんだろうって。

家に帰ってからも、ずっと、

あいつが少し恥ずかしそうに麗の話をするのも。

たぶん、よく耳には入ってきていなかった。

考えているうちに、だんだん眠くなってきた。

リビングに入ると、即ソファーにダイブする。

しばらく体を休ませていなかった。

そうだ、このまま、朝まで眠ってしまおうか。

…そうしよう。

俺が眠りにつく前、ノイズの音が聞こえた気がした。








俺たちは、

いや、俺は、

この思いを知るにはあまりに遅すぎた。

知らなすぎたんだ。

だから…

俺たちに歩み寄る苦痛に、

気がつくことさえできやしなかった。

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りんごあめ
りんごあめ
りんごあめです!よろしくお願いします。}m(_ _)m 好きなものは ・おそ松さん ・ぼくのとなりに暗黒破壊神がいます。 ・カゲロウデイズ ・ナカノヒトゲノム【実況中】 ・銀魂 ・ボカロ ・そらまふ ・うらさか ・天月 ・浦島坂田船 ・96猫 ・クプラ ・あるふぁきゅん+a ・伊東歌詞太郎 ・夏目友人帳 ・蛍火の杜へ ・妄想 ・殺伐シェアライフ ・君の膵臓をたべたい ・殺戮の天使 などです。}(*゚▽゚*) この中で最近ハマってるのは ・歌い手 ・殺戮の天使 ですね}+゚。*(*´∀`*)*。゚+ あ!ちなみに永遠のcrewで、坂田家です!! 吹部でクラリネット吹いてます。♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪ お話できたら嬉しいです。