プリ小説

第3話

2個目の小瓶
いつだっただろう。

好きだった音楽をやめて、普通に勉強をして、何にもない人生を送るようになったのは。

別にこの生活に不満があるわけではない。

勉強はそれなりにできているし、自分で言うのもどうかと思うが大学の先輩にも後輩にも好かれている自信がある。

むしろ私の人生にはもったいないくらいのものが用意されていた。

けど、やっぱり何かが足りない。

最近、何かを忘れているような。

そんな気がしてやまなかった。

「バイバイ」

友達と別れて、駅へ向かう。

「うわぁ…相変わらず殺風景な駅だなぁ」

いつも通り、人気のない駅に向かって大きなため息を吐いた。

ズレ落ちかけていたカバンをまた掛け直し、人の気配の感じられない駅に足を踏みいれようとしたときだった。

「みゃー…」

どこからか子猫の鳴き声が聞こえた。

辺りを見回すと、物陰からちょこちょこと歩いて出てきた。

「か、かわいい」

猫好きがこんなかわいい子猫に和まないわけがない。

すぐに撫でくり回したい衝動を抑え、飼い主がいないかもう一度見回した。

けれど、人影は全くない。

よく見ると、子猫の首には何も付いていなかった。

「…のら、なのかな」

しゃがみこんで地面をちょんちょん、と指で軽く叩くと子猫がゆっくりとよってきた。

そっと、のどを撫でると、ゴロゴロと気持ちよさそうに目を細めた。

しばらく撫でていると、何かに反応したのか子猫の耳がぴくっと動き、私の後ろにトコトコ歩いていった。

そっちに何かあるのかな。

そう思い、振り向くとそこには人が立っていた。

「あれ…飼い主さん?」

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りんごあめ
りんごあめ
りんごあめです!よろしくお願いします。}m(_ _)m 好きなものは ・おそ松さん ・ぼくのとなりに暗黒破壊神がいます。 ・カゲロウデイズ ・ナカノヒトゲノム【実況中】 ・銀魂 ・ボカロ ・そらまふ ・うらさか ・天月 ・浦島坂田船 ・96猫 ・クプラ ・あるふぁきゅん+a ・伊東歌詞太郎 ・夏目友人帳 ・蛍火の杜へ ・妄想 ・殺伐シェアライフ ・君の膵臓をたべたい ・殺戮の天使 などです。}(*゚▽゚*) この中で最近ハマってるのは ・歌い手 ・殺戮の天使 ですね}+゚。*(*´∀`*)*。゚+ あ!ちなみに永遠のcrewで、坂田家です!! 吹部でクラリネット吹いてます。♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪ お話できたら嬉しいです。