第3話

優しすぎ。
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2018/01/12 13:11
【テオくんside】
じんたん…
大丈夫かな…
さっきから俺の腕の中でですごく震えてる。

なんで抱きしめてる状態なのかって
正直俺が聞きたい←


泣き出してるじんたん見ちゃうとどうしても放っておけないっていうか…
なんか、萌え袖だし…かわ、いい…って、いう、か……


いやつーかさっきの野郎マジで許さねー。
なんでじんたんに触ってんだし。
怖くて怯えてるのをいいことに。
触っていいのも泣かせていいのも
笑わせていいのも…俺だろ。
ずっと一緒にいんだから
じんたんは、俺のもんだろ。


…って…いやいやいや!!!!!!俺何考えてんの?!男同士だわ!!!あほか!

バチーン

変な事考えてる自分のほっぺを叩いた。
じん
えっ、テ、テオくん?!
ななななななにやってんの!?w
今の俺の奇行で少し心も晴れたようで、じんたんはもう泣いていなかった。
テオ
や、大丈夫キニシナイデ?
いや、それよりね?
じんたん、大丈夫?寒いよね…?
早く帰ろう?
あと、薄着すぎる!!
じんたん寒いの無理でしょ!もぉ、なんで何も着てかなかったんだよぉ…
じんたんはまくし立てた俺の言葉にびっくりしたように目を見開き、
じん
っふは…w
だーいじょぶだって!
心配してくれてありがと…ックシュン
テオ
あああああああもうほらぁぁぁ!!
風邪ひいたんじゃない?!
早く行くよもうっ!!
そう言って俺は自然とじんたんの手を握った。
ドキ、ッ

…?!なんだこれ、心臓が…!
嘘だろ、おい…

…いや、いまはそれよりも早く帰ることを考えよううん←




【じんたんside】
じん
っ……!!///
やばい!何この状況?!
俺テオくんと手繋いでる?!
嘘だろ、待って、無理、心臓やば、っ

…うれしすぎて…どうしよう…

もう、なんでこんなに優しいの…
テオくんのばか…っ
もっと好きになっちゃうじゃん…
胸が苦しい…

早く家に着いて欲しいのか
まだずっと手を繋いでいたいのか
よくわからない感情だらけで頭が破裂しそうだった。

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