第7話

自惚れ
1,140
2018/01/27 10:47
あなた

えっと、今日はクラスの出し物決めたいと思います

この前学校を欠席した間に、
何故か文化祭実行委員が私に決定していたため、
私が進行することになった。
女子
女子
私わぁ、的場くんの執事さん姿が
見たいなっ♡
女子
女子
あっ、それいいー!
勝手に女子の中で話がまとまっていく。

それに巻き込まれて、男子もノリ気になってきた。
あなた

えっ...と...

どうしよう。
あなた

的場くんの意見も尊重してほしい...です...

的場くんがイヤイヤして、文化祭が楽しめない
くらいならやらないほうがいい。
瞬
俺?
あなた

あ...うん...

ほおづえをつきながら的場くんが返事をした。
瞬
お前見たい?俺の執事姿。
あなた

え、私?

瞬
うん。
そりゃあ....
あなた

少しは。気になります...かね

瞬
わかった。じゃあやる。
あなた

え!?私の一言で決まるんですか!?

瞬
いや、早坂の意見っていうか、俺にみんなが期待してくれてるんならやる。
あなた

あっ....

私なんか自惚れてた?自過剰!?

恥ずかしくなって、私はみんなにくるっと背を向け、
黒板に “ メイド&執事喫茶 ” と書いた。
瞬
てかそれ、俺1人だけじゃねーよな?
男子
男子
あたりめーだろ!的場だけにいい顔させれっかよー笑
女子
女子
私は別に的場くんだけでいいけど笑
男子
男子
なんだとー!?
あなた

あ、あはははは....苦笑

みんな言い合ってるけど、すごい楽しそうだし笑


チラッと的場くんを見ると、
その光景を見て
「ぷははっ」と声を出して笑っていた。
きゅーーーん💘
なにこのきゅーんって!!
違う...よね?



ただ、初恋の瞬くんに似てるから...だよね...?

プリ小説オーディオドラマ