この前学校を欠席した間に、
何故か文化祭実行委員が私に決定していたため、
私が進行することになった。
勝手に女子の中で話がまとまっていく。
それに巻き込まれて、男子もノリ気になってきた。
どうしよう。
的場くんがイヤイヤして、文化祭が楽しめない
くらいならやらないほうがいい。
ほおづえをつきながら的場くんが返事をした。
そりゃあ....
私なんか自惚れてた?自過剰!?
恥ずかしくなって、私はみんなにくるっと背を向け、
黒板に “ メイド&執事喫茶 ” と書いた。
みんな言い合ってるけど、すごい楽しそうだし笑
チラッと的場くんを見ると、
その光景を見て
「ぷははっ」と声を出して笑っていた。
きゅーーーん💘
なにこのきゅーんって!!
違う...よね?
ただ、初恋の瞬くんに似てるから...だよね...?
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。