窓から差し込む柔らかな日差しに起こされる。

ベッドに横になりながら横目で確認した時計の針は6時過ぎ

まだ大丈夫だ。よし、あと三十分寝よ。

起きたら朝御飯にサンドイッチ作って、お化粧して、着替えて家を出る。うーん、お昼は昨日の残りとか詰めればいいかな

そう、今日もいつも通りの1日の始まり...

に、なるはずだった...

ﾄﾝﾄﾝｯﾄﾝﾄﾝｯ

あれ？さっきから一定のスピードで聞こえてくるこの音。

もしかして包丁の音？

気のせいかもしれないけど

1度そんな物騒なこと限り、眼はバッチリさえてしまい、二度寝なんて出来そうもない。

あー私の大切な二度寝計画が...

なんて、悠長なこと考えてる場合じゃない。

私は独り暮らし。

この家は防音管理しっかりしてるからおとなりさんの音は聞こえてこないはず。

もしかして...

不審者？

昨日鍵かけて寝たよね？私。

まだボーッとしている脳を必死にフル回転させて考える。

この家の合鍵を持ってるのは大親友の葵だけだし

その葵も高校生の頃から付き合ってた彼氏さんと遂に結婚して、新婚旅行行っちゃったし？

え？がちで誰？

私なんか恨まれるようなことしましたか？

ドンッドンッドンッ

包丁の音が止まったかと思えば今度は足音。

だんだん大きくなってるってことは近づいてきてるの？

こっちくんの？

え？もしかして櫻井あなた、30話にして人生終了のお知らせ？

一応主人公なのに？

やだよ、死にたくない

22年間長いようで短かったな。

お父さん、お母さん、今までありがとう。

先生たちとももっと話したかったな...

足音がピタリと止んだ。

もはや覚悟を決めて開くドアを見つめる。

そこにあったのは...

私の実の兄、櫻井翔の姿だった。

慌ててLINEを開く。

あー昨日、疲れすぎて帰った瞬間寝落ちしちゃったんだ...

それにしても勝手にはいるとか、我が兄ながら何と自由な...

は？入った...

お兄ちゃん...それ、家族じゃなかったら犯罪だよ...

さすがお兄ちゃん！私の考えてることよくわかってんね...じゃなくて

もうお分かりいただけただろうか...そう、エリート高校の教師で比較的なんでも出来るお兄ちゃんの唯一の欠点は...

極度のシスコンであるということ。

いや、妹の私がいうのも変なんだけどさ。

とにかくことあるごとに妹の私を子供扱いしてくるお兄ちゃん。

兄妹喧嘩とか産まれてこのかた1度もしたことない。

まあ、優しくていいお兄ちゃんだけどね

あーさっきの包丁の音はその音だったんだ。

朝御飯はご飯、味噌汁、鮭の切り身、卵焼き。THE日本の朝食。

美味しそう！

鮭から食べよ。

(ﾓｸﾞﾓｸﾞ)

...ん？

すっかり忘れてた...お兄ちゃんの欠点はもうひとつだけあった...

「料理が奇跡的に下手」

もはや不味いを超えた不味さ←

卵焼きは甘すぎるし、味噌汁は薄い...

さすが、考え方が理系←

...あれ？包丁使う機会あった？

包丁必要ないよね？朝から無駄に疲れた...

続く





















まずは謝罪を。

3ヶ月間も更新せずに本当にごめんなさい！

ちょっと色々ありまして...

受験生って忙しいですね。

こんなに更新止めてたのにお気に入り登録続けてくださってた44人の方、本当にありがとうございました。

さて、いよいよシスコンお兄ちゃん登場ですね。

次回は、嵐メンバー全員登場します。(もちろんえいとさんも)

すばるくんのこと、ヤスくんの病気のこと、亮ちゃんの金曜日さんのこと、辛いことたくさんありますが

私はこれからも書き続けます。

よろしくお願いします。

さて、ここでひとつお知らせが...

ここを読んでくださっているeighterの皆さん！

お時間ありましたら私が書いてる「みんと文庫」という作品の14話にコメントをお願いしたいです！

詳しくはそこにかいてあります。

もちろん強制ではないですが、今だからこそたくさんのeighterさんと仲良くなりたいって思います。

ご協力よろしくお願いします🙇

更新スピードあげられるように頑張りますね！

以上みんとでした。