第57話

歓迎 と 夕飯の支度.
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2018/02/11 10:55
あなた

…あの、私、いつまでここに居るんでしょうか…?(笑笑)

白き別荘の台所で、私は隣のベルナルドに問いかける。

ベルナルドが制服の上から黄色いエプロンをつけている。
裾には可愛らしいひよこのワンポイントが飾られている。

ベルナルドはこちらを向き、「え?」というような顔をした。
ベルナルド
あなたさんがここを去るまでです。
あなた

(やっぱり、歓迎…されてなかっ…たんだ…)

私はその言葉を聞くなり、夕飯の支度をしていた手を止めた。
水が蛇口から流れているのと、台所のシンク、そして野菜しか私の目には映らなかった。
ベルナルド
…あ、もしかして、歓迎されていないって思ってますか?
私はその答えに戸惑う。
ベルナルド
そういうつもりじゃないんですよ。(ニコッ)
いつもの優しい笑みを私に向ける。
私は「はい」と答えた。
ベルナルド
会長はどうでしたか?

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