第17話

茶色い瞳 と 聞き取れなかった言葉.
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2018/01/14 07:26
あなた

す、すごい!!!な、なんですか、これ!

エドワード
ここは、生徒会役員が住んでる所。後、生徒会室だよ〜。
エドが大きな茶色いドアを押そうと手を添える。

『ガ…チャッ』

私の胸は高鳴っていた。だからだろうか、エドの手をぎゅぅっと握る。
あなた

あ、あの、てか、どうして私がここに…?

エドワード
あ、ごめん、全然今からする事、説明してなかったね。
私は下を向いていた顔を黙って見上げる。
エドはまた優しく笑った。
エドワード
今からこの学校を案内するんだ。そのうえで、僕が一番知って欲しいって思ったんだ。
あなた

…?

エドワードは少し低い私の背に合わせ、目の高さを合わせる。
自然と顔が近い、顔の温度が上がる。
なかなか顔をよく見て話していなかったから、分からなかったが、
陽の光に美しく反応する金髪と、色白な肌。
茶色い瞳の奥には、私がエドワードに何か惹かれるものがあった。

(…かっこ、いい。)
エドワード
もし何かあって、ここに来てくれれば、大体の事は聞き入れるからさ。
そう言うと、エドワードが目を逸らす。
エドワード
マ、コノサキ ココニ クルコト ハ ナイ ト オモウ ケド。
あなた

え、あの、今なんて

エドワードが入った後に恐る恐る私はついていく。

最後の言葉を私は聞き取ることは出来なかった。

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