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第101話

実行委員 と ステラ.
357
2018/08/01 00:43
あなた

…それってどういう、お仕事なんです…か?

学級委員
あー、えーっとね、実行委員会の会議に出たり、当日の各種目の司会進行をしたり、クラス企画したりとか?
リズ
当日の各種目のサポートも忘れないで。
学級委員
あ、そうだった、そうだった。まぁ、聞いての通り、かなり忙しいよ?
あなた

(えっと…どうしよう。)

私は思わず口を閉じてしまう。
それを見たリズが、「全然無理しなくていいからね。」と私に声をかける。

(でも、せっかくクラスの人とたくさん関われそうだし…シャーロも居るし…やってみよう、かな。)
あなた

やって…みます。

学級委員
おおっ、まじか!ありがとう!
と、先程のシャーロの時の様に、私の席の前まで来ると、少し笑って手を伸ばしてきた。
それに私もゆっくりと手をとる。
学級委員
よろしくなっ、ナギカワっ。
あなた

はいっ!

ようやくあと一人となった所で、学級委員がもう一度黒板の前に立つと、話を続ける。
学級委員
で、美術系の奴が1人は居てほしいなぁって思ってさ。
リズが黒板に「ナギカワ あなた」と書いて、チョークを置くと、学級委員と目を合わせて頷く。
学級委員
ステラにお願いしたいんだけど、いい?
(ステラ?どの人だろう?)

私の隣で微かに銀髪の男の子が動いたのが目に入った。

少しざわつくクラスの真ん中を突っ切って、学級委員のレパードは私の隣の席の前まで来た。


(この人、ステラって言うんだ…凄く綺麗な名前…)
学級委員
だめ?無理??
ステラ
………別に。いいよ。
こうして、学級委員の5人はリズ、レパード、シャーロ、ステラ、そして私に決まった。

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