第10話

疑いの目
852
2018/02/03 05:00
生徒
先生おはよう!
涼介先生
おはようございますだろ?
涼介は先生の中でトップの人気ぶり。
あんなことが起こるなんて...
生徒
先生...ちょっといいですか?
涼介先生
うん。なに?
生徒
これ。
それは俺とあなたが一緒にいる写真だった。
生徒
彼女いるんですか?
涼介先生
うん...まぁ
生徒
これってあなた先輩ですよね?
涼介先生
みっ見間違いじゃない?
生徒
いいえ。この服、先輩が来てた服だし。
涼介先生
違うよ?本当に。
生徒
そこまで違うっていうなら、先生。
涼介先生
えっ?
生徒
何が何でもバラしますよ。この学校の生徒に。
涼介先生
ちょっ
生徒
じゃあさ
涼介先生
...
生徒
付き合おうよ。
涼介先生
はっ?
生徒
せんせっ
涼介先生
なに言ってんの?
生徒
えっだって先輩じゃないんでしょ?
涼介先生
あなただっ...
生徒
言っちゃったぁ
涼介先生
やべっ
生徒
今の会話、録音したし、バラそっかな?
そして後日。俺は校長室に呼び出された。
校長
先生が去年卒業した生徒と付き合うとは何事ですかっ⁉︎
涼介先生
すみません!
校長
まったく...今の若い奴は...けしからん!
涼介先生
校長。
校長
なんだ!
涼介先生
お言葉ですが。
誰かを好きになったことはないんですか?
校長
それはあるさ。
涼介先生
だったら、わかりますよね?
校長
なにがだっ!
涼介先生
その気持ちは止められないんです。だから生徒だろうが卒業生だろうが、いいじゃないですか!
校長
っ...
涼介先生
失礼します。
俺はすぐに帰った。
あなた

あっお帰り!

涼介先生
ただいま...
あなた

どーしたの?

涼介先生
実はさ...校長に俺らのことばれたんだ。
あなた

じゃあやめないといけないの?

涼介先生
分からない。
あなた

...

涼介先生
...
あなた

ごめん...私のせいだよね。

涼介先生
そんなことない。
あなた

やめなきゃいけなくなったら、何が何でも説得して、私が離れればいいから!

涼介先生
それはダメだ。
あなた

なんで?

涼介先生
いいから。
そして翌日。
校長
山田先生。あなたは
涼介先生
...
校長
ここに残っても良いです。
涼介先生
ほんとですか⁉︎
校長
ええ。私も学生の頃先生が好きになりました。その事を思い出させてくれたのです。
涼介先生
ありがとうございます!
俺は結果を早く伝えようと家に帰った。

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