医者「えー。お母さんの病名をいいますと...まずこの写真を見ればわかるのですが...」
も、もしかしてこれ...
医者「残念ながらそういうことですね。」
医者「落ち着いてください。お母さんはまだ腫瘍がみつかるのが早かったので、手術をすればすぐ良くなりますよ」
よかった。
力がいっきに抜ける感じがする、
少し安心した。
医者「あの。でも」
医者「手術成功率は50パーセント未満なんです。」
え...
今なんて?
きっと聞き間違いだよね...?
50パーセント未満...?
あ、ありえないよ。
あんなに元気だったお母さんが、
死ぬ?
ありえないよね...?
違うよね...
きっと私の...
そうだよね。
まだ決まったことじゃないんだし...
やって見なきゃ分からないじゃん。
うん。
ありがとうダホちゃん。
医者「はい。絶対助けて見せます。」
あ、
うわ〜最悪。
全部ダホちゃんにぶつけちゃったよ。
ほんとにドジだ。
最悪...
あー
えっとー
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!