第4話

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2018/01/21 06:36
あなた

ただいまー


お母さんは雑誌の編集者だ。


20歳で私を生み、女手一つで私を育ててくれた。
あなた

今日も遅いか…



でも、必ずご飯は作ってくれてある。



「入学式どうだったかな?今日もお疲れ様。温めて食べてね!お母さんより」
作ってあったのはオムライス。


忙しい中作ってくれてしかも手紙まで添えてある。
あなた

いただきます


お父さんはわたしが小さい時に事故で亡くなったらしい。


決して、離婚ではないが流石に寂しい。

ピロリン♪


2つ上のいとこからだ
_________________________
健人
あなた高校どうだった?
家近いからいつでも来ていいよー

健人は唯一のいとこ。


だから小さい時からずっと一緒だった。
あなた

まぁまぁかな
いまご飯食べてるから後で行くね〜

健人
了解!
気をつけてこいよ〜

東京に来て唯一良かったことは健人にすぐ会えること。


健人の家はわたしの住んでいるアパートの向かい側にある。
あなた

はーい

_________________________


「健人の家に行ってきます」


それだけ書いて健人の家へ向かった

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