目が覚めると、

まだヒョンの腕の中だった。



場所はベッドに移動しているが、


俺にまとわりついている手が離してくれるはずも

なく……




時計を見れば、

まだ1,2時間しか経っていない。




泣き疲れて寝たはず……と思ったところで、



下腹部の違和感に気付いた。

まだ程々に元気なそれを見てため息をつく。



ヒョンも起きそうにない。


自慰をするにも、ヒョンの目の前では

とてもじゃないけど……




とりあえず腕から抜け出そうとしてもがくと、


その刺激でヒョンが起きてしまった。

寝起きのいいヒョンだこと。



すっかり目が覚めたジンヒョンの手が

俺の腰をさすった。

向かい合っていたヒョンが、

今度は上から覆い被さってくる。



従いたいのに怖くて、

ヒョンのワイシャツをくしゃ、と摘んだ。

ヒョンは気が変わったのか、


俺を起こすと、俺の背中をベッドヘッドに

もたれさせる。



そして、緩やかに曲がっていた俺の膝と膝は

ヒョンの膝で割り開かれた。





急所を晒している状態に、

どうしようもない羞恥が募っていく。

言いながらすでに下着まで脱がされ、


文句を言う暇もなく

そこをヒョンの温かい手に捉えられてしまった。






ゆっくりと丁寧に扱かれれば、

声を出さないなんて無理な相談だった。

ヒョンの、わりとしっかりした指が

亀頭を掠めた。



それだけなのに、

その快楽に反射で足を閉じてしまう。

「だめ」と言われてひやりと強ばった心に

君ならできる、という信頼の言葉が降ってきて、


混乱しながらも

愉悦の方をより多く感じていた。





俺ならできる、なら……やらないと。

それに浸っていると、


忘れていたというように動き出したヒョンの手。




いきなり容赦なく擦られれば、

呆気なくいってしまった。

やけに静かだな、とは思った。


けれど快楽に溶けた頭は

全然思うように働いてくれなくて、




だから、


ヒョンの右手が俺の亀頭に手のひらを

密着させるまで、


その気配にすら気付けなかったんだ。

そう笑って、


その手が亀頭を往復し始める。




首を振ってみるが、

それは無視されたようで、激しく擦り続けられる。

ヒョンの膝が先ほどまでより強く

俺の膝を支え、割り開かれた足はもう

自力で閉じることができなくなった。





やばい、

壊される……っ、♡

電気が流れたみたいに身体が痙攣して、

止まらない。



馬鹿みたいに揺れる腰に

そっと添えられた手にすら感じ入って、


軽く甘いきしてしまった。




ヒョンが俺を抱き寄せ、

また膝の上に乗せてくれた。



そのまま抱きしめられると、


いったばかりの身体はそれすら快感と捉えて

甘イきしてしまうので大変だ。


でも、やっぱりこのヒョンに抱きしめられるのは

心地がよかった。

都合がいいのか悪いのか、


出し切ったせいでもう萎え果てて

しばらく勃つ未来が見えないくらいまで

嬲られた俺のそれ。



それを、つんっ、と小突かれて

甘く空イキした記憶を最後に、


ヒョンの身体に入り込むようにして

体重をかけ、俺は眠ってしまった。

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翌朝、起きると身体も何もかも綺麗だった。




結局、お仕置きと言われたのに

嫌なことはされなかったな……と、


そこまで考えて、


潮を吹かされたのは嫌ではなかったと

認めるようで癪だ、と頭をぶんぶん横に震る。

その沈黙を、いいように捉えることなんて

できるわけがなかった。



寂しい。



落ち着いて考えてみれば、


他の人のコマンドを聞くなんて

パートナーからしたら屈辱だし、


侮蔑の意を顕にされても

文句を言うことはできないくらいの、


明らかな愚行だ。




そんなことをしてしまって、


嫌われないわけない。

そんな、上手い話があるわけ────







ﾊﾟﾁﾝｯ、

ジンヒョンの手が、優しく俺の頬を包んだ。

笑ってるけど、泣いてるみたいな



そんな悲しい顔をさせたいわけじゃない。




変なプライドが邪魔して、

俺がカミングアウトしなかったせいで……





もう、俺のプライドなんてどうでもいい。




ヒョンが、いつもみたいに

満開の笑顔を浮かべていないことが


こんなに心苦しいなんて


知らなかった。

ちゃんと話して、


ちゃんと向き合わないと。




多分、そうしたら

ヒョンとずっと仲良くしていられるから。





プライドなんて、

ヒョンのためならどうでもいい。

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はい！ 終わりです！！





なんかあんまり激しくはならなかったですし

ジンさん満足してないかもですが、


たまにはこういうのもいいですよね……！✨






今回はお話終わり回ですが、


前回のお話のところにたくさんコメント

きてたので


それをまずは書いていきます！




要望等を募集するのは

それらが全部書き終わる回にさせてもらおうと

思います。


話が2転3転して、

しかもとても勝手なのですが


ご了承いただけると幸いです……🙇‍♀️🙇‍♀️🙇‍♀️






では！

次回も多分Dom/Subユニバースです🙌



また次回お会いしましょう！👋👋