第49話

第48話 蒼side
1,133
2021/06/19 13:55
いつだったか、高田先輩が言った。
悠佑
蓮斗、いつも本気で笑わなくてさ
黙々と仕事を片付ける和泉先輩を見る瞳に、
悔しそうな色を滲ませながら。
悠佑
信頼されて無いのかな...って思うんだよな
あの時は何て返せば良いのか分からなくて。
......女々しいですね
適当に返してしまったけど。
悠佑
お前、俺に対して辛辣すぎない!?
今思えば、最初から和泉先輩は"そう"だった。
そうですか?
悠佑
おう。その顔は確信犯だ
まだ、僕が大学1年生で。
和泉先輩が大学2年生だった頃。
 .................................。
友達
蒼、移動だから行こうぜ
既に教科書を持った同じ学部に通って居た友人に呼ばれ。
笑顔で返事をした時に耳に入って来た会話。
『和泉くん、また告白断ったらしいよ』
あ、今行く!............
つい、耳を澄ませてしまう。
『え、また?さすが難攻不落の王子...笑』
それ位、和泉蓮斗と言う存在は大学内で有名で。
『こないだ4年の__先輩も振られたみたい』
........(あの人さえ振られるのか...)
同時に、色んな人から人気だった。
『もう和泉先輩も卒業かー...』
『結局、振られるの怖くて告れなかった...』
結局、先輩が卒業するまで
誰ひとり良い返事を貰えた人が出ないまま。
『王子』は卒業して行ったけれど。
(.......え.....)
まさか、こんな所で再会する事になるとは思って居なくて。
悠佑
高田悠佑!よろしくな!
蓮斗
和泉蓮斗。
コイツと一緒にお前の教育係担当。
よろしく、後輩
え、あ...っと、よろしくお願いします
柄にも無く、動揺してしまい。
この時以上に驚く事なんて無いと思って居たけれど。
(...聞くなら今しか無いよな)
今が、『この時以上』の時のようだ。
蓮斗
...ずっと、好きな人が居るんだ
あの和泉先輩に、好きな人の話が聞けるんだから。
蓮斗
...幼馴染が居てさ。
詳しくは言わないし言う理由も無いけど...
俺、結構...複雑な家庭に育って。
ポーカーフェイスは、そのまま。
少し震えた声が耳に届いて。
蓮斗
まあ、簡単に言うと人間不信になってた。
もう誰も信用しない、みたいな
蓮斗
信じられるのは自分だけ、
1人で生きて行こうって誓ってたのに
『俺の救世主ヒロインが現れてくれた』と先輩は笑う。
蓮斗
人生最悪の1日を、
新しい毎日のキッカケになる日に変えて
蓮斗
たった一つの、存在意義になってくれた
『側で、この無鉄砲な幼馴染を守れると思えたから』と。
蓮斗
...けど。突然、幼馴染は居なくなったよ
でも。後に続く言葉に、僕は声が出なかった。
蓮斗
.....もう、手の届く場所には居ない
だって…それは、すなわち。
蓮斗
____死んだんだ
.................!
他の捉え方が与えられない、から。
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作者
作者
遅くに失礼します。作者です!
作者
作者
更新して無くて、すみませんでした...
言い訳をさせて下さい笑
作者
作者
唐突なんですが作者まだ学生でして笑
(↑きっと誰も興味無い情報...)
作者
作者
学校が再開された為、
作品数と忙しさ、作者の執筆速度を思うに...
今まで通りのペースでの更新が
難しくなりそうです、申し訳ありません。
作者
作者
これは二次創作も読んで頂いて居る
読者様に限るのですが...
そちらも投稿の際に同じ事を記載予定です。
作者
作者
最低でも週一は投稿したい!...ですけど。
本っ当に学校の課題、振替休日授業、
その他諸々...で時間が取れなくて...
作者
作者
書き溜めて置けば良かったと後悔してます笑
作者
作者
同じ学生の方なら、
この状態の真っ最中かも知れませんね、
お互い頑張りましょう!
作者
作者
もちろん社会人や、それ以外のご職業の方も!
お仕事や家事、お疲れ様です。
作者
作者
まだ辛抱が続きそうですが...
1人でも私の作品を楽しみにして下さる方が
居る限り、精一杯頑張りますので!
作者
作者
気長に待ちつつ、
応援して頂けると嬉しいです。
作者
作者
作者からのお知らせとお願いでした。
度々の長文、ごめんなさい。
作者
作者
また別のお話、次の更新でお会いしましょう!

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