第6話

まさかの…!?
221
2020/03/28 07:13
今日は月曜日。

あいつのことはもう忘れることにしましたっ!

今日からまた新しい1週間が始まる。

理沙
理沙
華恋っ、おはよ!!
華恋
華恋
おはよ!!なんかまた可愛くなったね!
理沙
理沙
そう??やっぱり恋すると可愛くなるのかもっ
華恋
華恋
ははっ
なんて、幸せなんだろう。

こんな他愛もない会話をして、やっと学校が終

わる。
華恋
華恋
じゃあ、理沙バイバイ!気をつけてね!
理沙
理沙
うんっ!彼氏と帰るから大丈夫!
また明日〜!!
そして、理沙とは別れる。




そして、いつもの電車に乗ろうとした時、


サッ、
華恋
華恋
(なんだろう、なんかすごい見覚えのある顔…)
華恋
華恋
っ!
(ま、まさか、き、気のせいだよね?)

今1番思い出したくない顔。気のせいだと思い

込んで即座に目を逸らす。
渉
おい
華恋
華恋
ひっ
(や、やっぱり。こ、これは夢?なんで、あいつ

がここに!?)
華恋
華恋
な、なんでここにいるんですか?
渉
は、オレ家こっちなんだけど
華恋
華恋
えぇ!?
渉
なんでそんなびびんの。
華恋
華恋
いや、だってっ、そりゃあんなことされたら…
渉
あっそ
(自分から聞いといて何よ、その返事。)


そんなことを思っていると、ふと最悪なことが

頭によぎった。

(この電車って…)
華恋
華恋
うわぁああ!!!
渉
んだよ、急にでけぇ声出すなブス
(ブ、ブスって!てか、そんなことより!!)


そう、この電車、1時間に一本しかないのだ。8

時25分までに間に合う電車はこれしかない。

(ま、まさか、ね。こんな偶然あるわけないよ

ね。)
華恋
華恋
あ、あの…
渉
あ?
華恋
華恋
も、もしかして…、毎日行きも帰りもこの電車ですか…
渉
あぁ、そうだけど?
(うわっ、嘘だっ!そんなのありえない!毎日顔

合わさなきゃいけないの!?)





人生最大のピンチ到来です。

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