第14話

渉side
162
2020/04/05 05:19
あいつに声をかけられた時、


なぜか喜んでいるオレがいた。


今までは、何回か遊んだらすぐ終わりだった。


好きって言っとけば良かった。


でも、こいつにだけはなぜか、自分に素直にな


れなかった。


どうしても突き放してしまう。


少しだけ悲しい表情を見せるこいつに、


ドキッと心臓がなった気がした。

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