長尾「……っはは、今思えば長尾さんってあんましっくしこねーな笑」
『…そう…ですか?私は…長尾さんのほうが…』
長尾「んー……試しにさ景ってよんでみてくんね?」
『…え…えっ…とぉ…』
長尾「いーからー、はーやーく、」
…子供ですか…?
『…景…さん…』
長尾「……さん抜き」
『…出来ません』
長尾「…まぁいいや」
それでも長尾さんは私が見た中で一番綺麗な笑顔を描きました
『…ぁ…弦月さん…甲斐田さん…』
寮に戻る途中に丁度2人にあいました。お2人も雨と土でびっちょびちょでお互い見て笑ってしまいましたね。
弦月「あ、2人に言わなきゃいけないことあってさ、」
長尾「おー?なんだ?」
甲斐田「げ、藤士郎もまだなんかあるの、!?」
弦月「僕のニュースはいいニュースの方ね笑
……母さんが目を覚ましたんだ。」
長尾「……っ、まじか!?!?」
甲斐田「今日!?な、そんな急に!?」
弦月「あなたが、母さんの呪いを歌魔法で解いてくれてさ、……」
弦月さんが一通り話し終えます…小っ恥ずかしくなってきてしまいました…
甲斐田「やっぱり宵崎さんの魔法すごいね。」
『そ、そんなことないですよ!皆感のほうが余っ程…』
…凄くない…凄くなんてありません…"こんな力"
寮についてリビングを開けるとメンバーのみんながまだ起きていました。みんなやっぱり長尾さん心配だったようですね。
不破「けーくんおかえり〜」
葛葉「おかえり。」
叶「おかえり長尾くん」
三枝「おかえり!」
黛「おかえり。長尾くん。」
万葉「おかえり」
ディルック「おかえりなさい」
魈「…よくかえった」
甲斐田 弦月「「おかえり、景」」
長尾さんは…皆さんに必要とされてますよ
安心して
前に
進んで
くださいな
『…長尾さんの居場所はここでしょう?』
長尾「…………っ、ただいま!!」
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。