第30話

1,862
2019/05/18 13:08
あなた

なんでここにいんの。

ゆんぎ
ゆんぎ
べつに。
あなた

そっか。

ゆんぎ
ゆんぎ
何あったの。
あなた

どっから聞いてた。

ゆんぎ
ゆんぎ
結構最初。
あなた

じゃあ分かるでしょ。

ゆんぎ
ゆんぎ
分かるかも?
あなた

追いかけて来ないで。

ゆんぎ
ゆんぎ
やだ。
あなた

なんで。

ゆんぎ
ゆんぎ
自分たちのマネージャーが辛そうな顔してんのに、
それで追いかけない奴らっているか?
あなた

いるじゃん。

ゆんぎ
ゆんぎ
………………あいつらには言ったから。
あなた

そ。

ゆんぎ
ゆんぎ
お礼も言えねぇのか。
つくづく可愛くねーな。
あなた

よく喋るね、今日。

ゆんぎ
ゆんぎ
ん。
あなた

無理して喋んなくていいよ。
悲しくなんてないから。

ゆんぎ
ゆんぎ
戻るぞ。
あなた

やだ。

ゆんぎ
ゆんぎ
戻るぞ。
あなた

やだ。

ずっと「やだ」しか言わない私の手を、ゆんぎは掴んだ。
あなた

なに。

ゆんぎ
ゆんぎ
帰るって言ってんの。
お前いないとヤル気でない。
あなた

あっそ。

冷たい言葉でしか返せなかったけど、内心すごく嬉しかった。

必要としてもらえてるんだなって。

ちらっと前を見ると、ゆんぎの耳が赤くなっている。

あっちも照れてるんだ。
あなた

ゆんぎ。

ゆんぎ
ゆんぎ
なに。
あなた

反日治った?

ゆんぎ
ゆんぎ
わからない。
でも、お前はいい。
自然とこの言葉が出てくるあたり、結構イケメソね。

さすがツンデレは格が違うわ。
あなた

ゆんちゃん。

ゆんぎ
ゆんぎ
………。
あなた

ありがとう。

ゆんぎ
ゆんぎ
ん。
ゆんぎが手を強く握ってくるから、私も強く握り返した。

繋いでいる手を見ながら、「肌白い」とか思いながら、メイク室へと歩く。
ゆんぎ
ゆんぎ
てか、お前も素直にお礼言えんだ。
あなた

は、なめんな。

ゆんぎ
ゆんぎ
………………w
言い返せるだけ元気か。
あなた

ふざけんなし。

ゆんぎ
ゆんぎ
さーせん。
でもお前が言い返してこないと楽しくない。
笑った顔を見たり、嬉しい言葉をかけられたり、

こうゆう経験(嫉妬?)も、ときには必要なのかもしれない。

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ネタ切れなう。




誰か助けてちょ。




「バンタンに何やってほしい!」とか。





よろぴこ。

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