第14話

1,967
2019/05/12 10:45
マネオッパの説教を排水口に流すと、撮影が始まった。
イケメソオッパ
最初はジン。
ジン
ジン
はーい。
カメラマン
じゃあそこのソファに座ってー。
今回は「エロ+大人+セクシー」的な感じのやつ。

セットも暗めでミステリアスな雰囲気。

メイクも濃いし、衣装も結構露出が多め。
ジン
ジン
ソファか………。
そっちん(きむそくじん)がそう呟いた瞬間、場の空気が変わった。

いつものヘラヘラ笑っているそっちんはもういない。

少し狂ったような目で、ポーズを決めている。

この曲をしっかり分かっているような、そんな感じがした。
あなた

ッ……………。

テテ
テテ
すごいでしょ、ジニヒョン。
ゆんぎ
ゆんぎ
やるときはやるって言うののお手本だな。
そう言ってそっちんを見つめるテギの目は、今までに見たことのないくらい輝いていた。

テギだけじゃなかった。

いつもそっちんを馬鹿にしている弟たち、スタッフもマネオッパも、

みんながそっちんの演技に吸い込まれていた。
あなた

すごいなぁ………。

ジン
ジン
ありがとうございました!
イケメソオッパ
次…ユンギ。
ゆんぎ
ゆんぎ
はい。
カメラマン
じゃあ、布団に寝ようか?
ゆんぎ
ゆんぎ
はい。
この人も凄かった。

今まで見せてくれたことのないくらい満面の笑みを見せたかと思いきや、 

急に大人な表情をしたり目線外したり………。
あなた

……………。

他のメンバーもみんなそうだった。

普段の生活とは大違い(( 

でも、これで防弾少年団が本物だって知れた。

顔はかっこいいけど性格が………としか思っていなかった。

でも、現場のスタッフにいちいちお礼を言って回ったり場の雰囲気を盛り上げたり

私がまだ知らなかった防弾少年団の一面が垣間見えた。
テテ
テテ
あなた、あなた!!
グク
グク
なにボーっと突っ立ってんの?w
ジミン
ジミン
まさか俺らに見惚れた?
ホビ
ホビ
あはは、そんなわけ………。
あなた

うん、かっこよかった。

ジン
ジン
え、デレ期?
ナム
ナム
え、え、え?
防弾少年団
防弾少年団
えええええええええええええええええ?!?!?!?!
あなた

な、なんか悪いかよっ。











あなたちゃん、かわい♡((誰だよ

プリ小説オーディオドラマ