第54話

『トラブル、再び。②』
1,910
2020/03/26 14:00
莉玖
莉玖
もうすぐ皆、着くって。
璃夢
璃夢
...........うん.......
メンバーの皆さんの到着を待つ間、
ひたすら情報の拡散度を調べる私。
莉玖
莉玖
大丈夫。俺が、俺達が何とかするから。
そんな不安そうな顔、しないで?
気付かぬ間に、表情が暗くなって居たらしく。
また、心配されてしまった。
璃夢
璃夢
え、そんな顔...してた?
ごめんね...
いい加減、顔に出るクセを何とかしなくては行けない。
莉玖
莉玖
謝る事じゃ無いよ。
ただ、早く情報源を突き止めないと。
りっくんの言葉に頷いた、その時。
ーピーン、ポーン。
莉玖
莉玖
あ、来たかな?
璃夢
璃夢
どうだろう。見てみるね
インターホンが鳴り響き。一応、外を確認すると。
ころん
ころん
こんにちはー!!!
るぅと
るぅと
ころちゃん、うるさいですよ
明るく大きな声で挨拶をしている方と、
それを窘める男性の姿。
璃夢
璃夢
(.....間違いないな( ̄▽ ̄;))
声を聞いただけで、すとぷりのメンバーさんだと分かった。
璃夢
璃夢
りっくん、来たみたい。
お通しして良い?
彼に一声かけてから、扉を開こうとすると。
莉玖
莉玖
いや、一応...俺が開ける。
璃夢
璃夢
わ、分かった。よろしくね?
相変わらず心配症な彼は、私を背中に隠しながら。
ゆっくりの扉に手をかける。
璃夢
璃夢
(厳重だなあ...笑笑)
莉玖
莉玖
.......若干うるさいけど...
入って良いよー
そこまでは良かったのだが。
莉玖
莉玖
璃夢、皆の事、紹介しようか?...璃夢?
璃夢
璃夢
.............................|彡サッ
いざ目の前にして見ると、人見知りが発動されて。
りっくんの後ろから出る事が出来ない。
璃夢
璃夢
(ムリムリムリムリ...
顔合わせるとかっ、無理っ!)
莉玖
莉玖
え、ちょ?璃夢ー?
戸惑うように私を軽く引っ張る彼に、必死で抵抗する。
璃夢
璃夢
(心の準備すら整ってない...!)
皆さんからは丁度、私が見えないらしく。
ころん
ころん
莉犬くん何で1人で喋ってるのw
るぅと
るぅと
それより!むぅさんはどこに居るんですか?
莉玖
莉玖
いや.....俺の後ろに居る事は、居るんだけど...
どう見ても私さえ隠れるのを止めれば収まる
言い合いが始まってしまう。
ジェル
ジェル
早く会わせてや〜
莉玖
莉玖
ジェル君まで...2人を止めてー!
りっくんが困って居るのが見て取れるけど、
今だけは助けられない。
璃夢
璃夢
(ごめん、りっくん...!)
そーっと、リビングに逃げ込もうとすると。
莉玖
莉玖
はい、そこまでだよ。
ちゃんと紹介させてよー
ポンッと肩に手を置かれて。
璃夢
璃夢
!!(⊃ Д)⊃≡゚ ゚は、離して.....
そこからは早かった。
ななもり
ななもり
え、だいぶ若い
さとみ
さとみ
やっと本人登場だw
あっという間に皆さんの前に立たされて。
璃夢
璃夢
は、初めまして.......
お呼び立てして、すみません
怖いけど、礼儀はしっかりしないと。
彼の信頼性も疑われてしまうから。
丁寧に、頭を下げ。皆さんと目を合わせる。
璃夢
璃夢
『むぅ』こと、三条璃夢です。

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