第32話

第31話
2,332
2020/07/25 14:27
莉玖
莉玖
もぐ(   ˙༥˙   )もぐ...ひょへでだけど...
(それでだけど...)
改めて椅子に座り直して、お弁当を広げた私。
璃夢
璃夢
りっくん、大事なお話なら
食べながらしないで笑
大事な話をするかのような雰囲気が出ていた割には
イマイチ締まらない彼に、笑ってしまう。
莉玖
莉玖
卵焼きうまっ!
...えーと、何話してたっけ?
ようやく口の中の物が無くなったと思ったら、
今度は何を話していたか忘れたらしい。
璃夢
璃夢
((ボソッ…覚えてないなら丁度良いや
私にとっては都合が良いので、そう呟くと。
莉玖
莉玖
嘘嘘、嘘だから。バッチリ覚えてるから
話聞いて下さいww
冗談だっただけらしい。
残念に思いながら、肩を落とす。
莉玖
莉玖
.....今。璃夢、ガッカリしたでしょ?w
璃夢
璃夢
.......まさかー(( ̄▽ ̄;;)ア、ハハハハ…
莉玖
莉玖
分かりやすいよー?
璃夢
璃夢
(...やばい...)そんなに分かりやすい?
冷や汗が背中を伝う。
自分では上手く誤魔化しているつもりだったのに。
莉玖
莉玖
俺だからなのかもしれないけどねw
璃夢
璃夢
.................
どうにかしたいと悩む私。
彼はまた呑気にお弁当を頬張る。
莉玖
莉玖
これも超美味い。璃夢天才
璃夢
璃夢
ありがとう笑
そしてしばらくして。
お弁当箱はすっかり空っぽになり。
莉玖
莉玖
ご馳走様でした!
璃夢
璃夢
お粗末様でした笑笑
お腹いっぱーい、と呟く彼に、苦しくない?と
笑いかけてから片付けを始める。
莉玖
莉玖
...ねぇ、璃夢?
しばらく片付けをしていると不意に彼が私を呼んで。
私は手を止めないまま返事をした。
璃夢
璃夢
んー?
莉玖
莉玖
ー今度はさ
莉玖
莉玖
ちゃんとした、デートしよう
璃夢
璃夢
...うん。うん?ーえっ!?
突如彼が言い放ったのは、デートという単語。
思わず頷きかけた分、驚きも大きい。
莉玖
莉玖
ー嫌?
そんなか細い声と、潤んだ瞳を向けられたら。
璃夢
璃夢
嫌な訳無いでしょ...物凄く楽しみ
正直に、答えてしまう。
莉玖
莉玖
ほんと?俺も楽しみww
そんな私の答えに嬉しそうに笑うから。
それでも良いか、と思ってしまうのだけど。
やっぱり私だけ振り回されて。少し、悔しかった。
いつの間にかグラウンドに戻る5分前になっていて。
璃夢
璃夢
(りっくんは本心を引き出すのが
上手いなあ...)
ほら、そろそろ戻らなきゃじゃない?
完全にオフモードのりっくんに声をかける。
莉玖
莉玖
ー本当だ。終わるの早い...(´;ω;`)
璃夢
璃夢
泣かない泣かない笑笑
駄々をこねるりっくんをなだめて、
立ち上がらせようと腕を引っ張った。
莉玖
莉玖
ー璃夢も来るんだよ?
璃夢
璃夢
...へ?
そこからは早いもので。
璃夢
璃夢
はあっ、はあっ...な、何で走るの...
莉玖
莉玖
間に合に合わないかなって。ごめんね
最高速度で走るりっくんに引きずられるように
グラウンドまで降りて来ていた。
璃夢
璃夢
だ、大丈夫だよ...
(体力付けなきゃかも...)
心配そうに私の顔を覗き込むりっくん。
大丈夫だからと弱々しい笑みを浮かべる。
その時。
チームメイト
赤峰ー、挨拶するってよー...って
りっくんを呼びに来たチームメイトの声が
尻すぼみに小さくなって。
チームメイト
その子誰!?その可愛い子誰だよ!?
わなわなとこちらを指さし、大きな声でそう言った。
璃夢
璃夢
え...!可愛くないで
可愛い、と言う言葉を否定しようとした
私の声はかき消され。
莉玖
莉玖
可愛いでしょー?俺の彼女
チームメイト
はああああああああああぁぁぁ!?
こいつ抜けがけしやがった、裏切り者!と騒ぐ
チームメイトに、りっくんは自慢気に
私の肩を引き寄せた。
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作者
作者
こんにちは!作者です!
作者
作者
未だに公開ボタン押す時緊張してしまう
のはさておき。今日は皆さんにご報告が
あって参りました
作者
作者
実は作者、密かにチャレンジ作家に応募していたのですが...、何と!
作者
作者
昨日事務局の方からご連絡があり、
応募した作品を掲載予定と
書かれていました!
作者
作者
応募したのが12月の下旬なので...もう
あきらめていたのですが、本当に
嬉しかったです!
作者
作者
1月23日からチャレンジ作品として
掲載予定ですので、よろしければ
ご覧下さい笑
作者
作者
宣伝とかして下さったら
嬉しいなーなんて笑
以上、作者からのお知らせでした!

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