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第81話

一話完結『素直になりたい2人の1日。』
943
2022/01/01 14:07
 〈莉犬side〉
璃夢
璃夢
.......うーん.....ここ、録り直そうかな...
たまにある、彼女の集中モードの日。
莉玖
莉玖
ねー、璃.....
莉玖
莉玖
(今は辞めとこうかなw)
いつも以上にキリッとした横顔を堪能するのも、
まあ。悪くは無いのだけど。
莉玖
莉玖
(もう3時間経つのに...)
莉玖
莉玖
(.....全っ然、暇になってくれない...)
それも長い時間が過ぎれば、不満に変わって行く訳で。
璃夢
璃夢
あ!洗濯物取り込み忘れてた...
莉玖
莉玖
璃夢ー
徐々に、徐々に。
ちょっかいを掛ける頻度が上がって行く。
璃夢
璃夢
ごめん、りっくん...もうちょい待って...
莉玖
莉玖
.......そろそろお話しようよー
その度に目も合わせず、あしらわれれば。
悲しいし寂しい。
璃夢
璃夢
後、これだけだから...!
莉玖
莉玖
.....璃夢さん?良い加減構ってくれませんかね
だから、素直に不満を口にしたと言うのに。
璃夢
璃夢
これだけ、これだけ終わらせさせて...
何度目かも分からない断り文句に、ついに拗ねた。
莉玖
莉玖
もう璃夢なんか知らない...
パソコンと結婚しちゃえば!
璃夢
璃夢
え"っ、ちょっ...りっくん...?
散々俺を待たせたのだ。
少しくらい困らせたってバチは当たらない。
璃夢
璃夢
ね、そんなに怒らないで...謝るから...
そんな気持ちに任せ、璃夢に背中を向け。
耳にワイヤレスイヤホンを挿すと。
莉玖
莉玖
(本当はそんなに怒ってないんだけど)
彼女は聴こえていないと思って居るのか。
こんな事を呟いた。
璃夢
璃夢
.........りっくん。好きだよ
イヤホンを挿して居ても、音楽は流して居ないから。
莉玖
莉玖
(.........!)
周りの環境音や人の声は、それなりに聞こえる。
だからこその、破壊力だった。
莉玖
莉玖
(そんな伝え方.....ずるい...)
大好きな人から、改めて伝えられた『好き』に。
顔が、紅くならない訳が無い。
莉玖
莉玖
(しかも直接言わないのが罪.....)
ああ、今回も俺の負け。
バッと、勢い良く振り返りながら、イヤホンを抜いて。
璃夢
璃夢
え、まさか、聞こえて...
驚いたように瞬きを繰り返す彼女をギュッと抱き締めて。
莉玖
莉玖
うん、聞こえた。
音楽も何も流して無かったからw
璃夢
璃夢
それは卑怯だよ.....恥ずかしいじゃん...
サラサラの髪を撫でながら、仲直りする。
莉玖
莉玖
俺の事、大好きだもんね?w
俺達の喧嘩は、これくらいが丁度いい。
璃夢
璃夢
ニヤニヤするの辞めて...!
次の日には、『そんな事もあったね』って。
莉玖
莉玖
(この幸せを.....手放したくない)
____笑い話に出来るように。
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作者
作者
皆様!大変、遅くなりました。
あけまして、おめでとうございますm(*_ _)m
作者
作者
いやー、読み切りにするか、続けるか...
かなりギリギリまで迷ったんですけど...
迷った末、初の試み!
読み切り番外編にさせて頂きました。
作者
作者
これ以上書くと、
何だか薄くなってしまうような気がして...
2人の幸せ空間を、
皆様におすそ分け出来ていたら、嬉しいです。
作者
作者
さて!2022年の初日の出、
作者は富士山の山頂から見させて頂きました!
写真貼っておきますので、
良かったら見てやって下さい笑
(富士山パワーもおすそ分けです笑)
作者
作者
そして改めて。
昨年は大変お世話になりました。
不定期更新や長期休載など...
沢山振り回してしまい申し訳ありません。
作者
作者
今年もどうか暖かい目で。
見守って頂けると嬉しいです。
本年もよろしくお願い致します!
作者
作者
皆様にとって、良い1年になりますように!
また、次回の番外編や
他小説でお会いしましょう!
作者
作者
お疲れ様でした!

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