第25話

第24話
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2020/01/13 13:45
莉玖
莉玖
えっと。なんて言うのかな...璃夢が、
告白の事とか相手の事気にして、
来てくれないんじゃないかなあって
璃夢
璃夢
.........ない
莉玖
莉玖
え?
璃夢
璃夢
行きたく、ない訳ない
そんな事を思っていたのか、という驚きと、
勘違いされていた事へのショックとが
ごっちゃになって。
璃夢
璃夢
すごく、すごーく楽しみにしてるんだよ
子供みたいにむむっとした顔をしながら
彼を見上げて、そう言った。
莉玖
莉玖
...ごめん、変な事言って。
俺、焦ってたのかも
すると彼は申し訳なさそうな声で私に謝る。
莉玖
莉玖
失礼な言い方して、ごめんね
璃夢
璃夢
...もう、今回は良いけど。
次そんな事言ったらデコピンだからね
真剣に言ったつもりだったのに、
罰の内容がおかしかったらしい。
莉玖
莉玖
ええ、罰が軽いww
そのおかげで場の空気は和んだから、
結果的には良かったけれど。
璃夢
璃夢
ーそれで。その試合はいつなの?
素早く話題を試合の日時の方に切り替える。
りっくんは一瞬考えたあと、すぐに答えてくれた。
莉玖
莉玖
ええっと...今週の日曜日。
俺らの高校のグラウンドで10時から!
璃夢
璃夢
分かった。それに合わせて行くね
何も予定が無くて良かったと思いながら、頷く。
でもりっくんは心底心配そうに付け足した。
莉玖
莉玖
俺達先にいる事になってるから...
この日だけは迎えに行けないんだけど。
大丈夫?
璃夢
璃夢
大丈夫だよ笑心配し過ぎ笑笑
愛して貰ってるなあ、なんて思いながら笑う。
それでも、りっくんの顔は晴れなくて。
莉玖
莉玖
だって...もし来る途中に事故にあったりしたら俺、一生後悔する
それどころか、更にネガティブな発言をしだす。
莉玖
莉玖
来てもらわなければ、って
それを止める為、トン、と胸を叩いた。
璃夢
璃夢
大丈夫!任せて。
めっちゃ気を付けて来るから笑
莉玖
莉玖
...絶対だよ?約束ね
ようやく少しは安心したのか、
約束を取り付ける事で納得してくれた。
璃夢
璃夢
うんっ!あ、そだ。藍花も呼んでいい?
せっかくだから藍花にもりっくんの格好良い所を
見てもらいたいと思い、そう伝えると。
莉玖
莉玖
うーん...出来れば、なんだけど。
彼は控えめに、でもハッキリとこう言った。
莉玖
莉玖
璃夢1人で来て、俺だけ見てて欲しい...
なんてww
最後、何となく冗談めかしたような雰囲気があるもの
の、言葉には真剣さがしっかり混じっていて。
璃夢
璃夢
.......……///わ、分かった
いつも通りの安定したストレートな物言いに、
照れてしまう。
莉玖
莉玖
もしかして...照れてる?ww
りっくんは私の照れをすぐに見抜いて。
璃夢
璃夢
えっっ!?照れてないよ!?(嘘)
莉玖
莉玖
ふーん?www
最初とは打って変わって楽しそうに、幸せそうに
笑った。
それを見た自分の顔も思わずほころぶ。
璃夢
璃夢
(...やっぱり。
りっくんには笑顔が似合うな)
幸せな朝の時間が、穏やかに過ぎていく。

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