その日人類は思い出した。奴らに支配されていた恐怖を____。
あなた「お母さん!!お父さん!!(泣)」
母「あなた逃げ、て、!」
父「…………。」
あなた「早く、早くそこから出てきて!!(泣)」
ハンネス「おい!!あなた何してんだ!!」
あなた「ハンネスさんっ、!!」
名前を呼ばれ振り向くとハンネスさんとハンネスさんに抱えられたエレンとミカサもいた。
あなた「ちょ、ちょうどいいところに!!お父さんとお母さんを助けるの、手伝ってくださいっ!!」
エレン「あなた、」
あなた「何、?」
深刻そうな顔をしてエレンはこちらを見つめる。
エレン「もう、どっちも死ぬぞ、……」
あなた「え、?」
わたしは思わず振り向くそこには安心したのか笑顔の父と母がいた。
それともう一体。
巨人がいた。
ハンネス「あなたエレンミカサ!!いくぞ!!!」
あなた「はいっ、グスッ(泣)」
エレン「…………。」
ミカサ「あなた、」
(船に乗り)
あなた「グスッ、グスッ(泣)」
ミカサ「あなた、大丈夫、?」
あなた「だいっ、じょう、ぶ(泣)」
ミカサ「私もエレンも…………大事な人を失った。」
あなた「………………グスッ(泣)」
ミカサ「エレンは調査兵団に入ると言っている。」
あなた「私もっ、入る、(泣)」
ミカサ「……そう。」
突然泣いていた私の頭に手が乗せられた。
その手は不器用に私の頭を撫でた。
その手の主は___
エレンだった。
エレン「泣きやめよ、いい加減、/」
そういう彼の顔は赤く見えた。
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あなた「ん、」
あなた「って、ぇぇぇぇぇぇええええ?!」
目が覚めると空中にいました。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!