どうやら2人は合流したみたい。
ソアン「あ、ミナオンニ~!」
ミナ「ソアン、久しぶりだね。」
そう言って笑い合ってる。
ソアン「憧れのミナオンニと出かけられるなんて楽しいな!」
ミナ「私も楽しいよ!」
私は最近ミナオンニと2人で出かけてないのに…。
ああ、来るんじゃなかった、悲しくなるだけだ…。
チェヨン「帰ろう…。」
と独り言を呟いて引き返そうとした。
ミナ「え、チェヨン?」
ソアン「チェヨンじゃん!どうしたの?」
どうやら2人とも私に気づいてしまった。
チェヨン「え、あ…いや散歩!」
ソアン「そうなの?じゃあ私たちそろそろ行くね。」
ミナ「また後でね、チェヨン。」
なんて言いながら2人はまた楽しそうに歩き始める。
チェヨン「ま、待って…!」
無意識に2人を呼び止めていて、
2人は不思議そうに私の方を見た。
チェヨン「どこ行くの?」
ソアン「内緒だよ~(笑)」
ミナ「そう!内緒だもんね~?」
ソアン「うん!」
なんで2人ともこんな楽しそうなんだろう…。
私には言えないことなんだ…。
チェヨン「そっか…!じゃあまた…。」
無理やり笑顔を作って私は2人に背を向けて歩き始めた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。