家に帰るなや否やリビングにも立ち寄らずに
すぐベッドにダイブする。
ナヨン「チェヨン帰って来たの~?」
1階からナヨンオンニの声が聞こえたけど
気付かないふりをした。
チェヨン「こんなにダメージ受けるなんて…。」
自分でもびっくりだった。
そしてそのままベッドの上にいると気がついたら
寝てしまっていた。
どのくらい寝たか分からないけど誰かの声で目が覚める。
コンコン
それと同時に部屋のドアがノックされた。
ミナ「チェヨン起きた?」
チェヨン「あれ!?ミナオンニ帰ってきてたの?」
ミナ「うん、さっき。」
チェヨン「た、楽しかった?」
ミナ「楽しかったよ!」
…。更にダメージ。
ミナ「はい、これ。」
そう言ってミナオンニが差し出したのはマフラーだった。
チェヨン「え、これどうしたの?」
ミナ「チェヨンにプレゼント。」
チェヨン「なんで!?」
ミナ「この前チェヨン体調崩してたから(笑)」
確かに少し前私は風邪で寝込んでいた。
ミナ「チェヨンと同い年のソアンに選ぶの手伝ってもらったの。ツウィだとチェヨン本人に言っちゃいそうだし(笑)」
チェヨン「そ、そうだったんだ…私てっきり…。」
ミナ「てっきりなんだと思ったの?」
てっきりソアンの方が大切になったのかと思った。
なんてそんなこと恥ずかしくて
言えるわけないよね…!(笑)
チェヨン「何でもない(笑)どう似合ってる?」
私はミナオンニから貰ったマフラーを早速つけてみる。
ミナ「うん!チェヨンに似合ってるよ。」
そう言って笑う私たちの仲はこのマフラーくらい暖かい。
番外編③ Fin.
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。
登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。