第19話

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2021/02/01 07:46



______木曜日【侑side】





あなたは昨日は救急車に運ばれたまま




今日は学校に来ていない。



そして昼休み、監督から呼び出しがあった


《2年3組。宮侑〜。生徒指導室へ》

宮侑
宮侑
はぁ?!なんで生徒指導室なん?!
宮治
宮治
なんか悪い事でもしたんちゃん。



「なにしたんやー?」っていつもみたいに茶化されたけど、大体俺らは勘づいとった。










____ガラガラッ




宮侑
宮侑
失礼します



生徒指導室。




そこには


監督『お母さん。此奴が宮侑です。』



監督と




お母さん『夢咲あなたの母親です。いつも娘がお世話になってます』



頭を下げられたから俺も頭を下げた。








監督『夢咲のお母さんが侑に話しておきたい事があるらしいねん。』




お母さん『単刀直入に言うわね…』







____『あなたと御付き合いするのやめて頂きたいの』






宮侑
宮侑
えっ…。


お母さん『侑くんにとっても、あの子にとっても大事な時期。そして侑くんには未来がある。』









お母さん『そしてあなたには未来がない。』

















お母さん『あなたを救うと思って…お願いします』









深く深く……頭を下げられた。




俺はなんも言えんかった。












現実やと思いたくないからや。

あなたが死んでまうなんて思ってないからや。






ここ最近ずっと居った存在が無くなるなんて
思わんやろ


そんなん思いたくもないやん…















宮侑
宮侑
お前が…死ぬ訳ないやんなッ



まだ信じられん自分がおった。




____________________________お母さんside







病室へ行くと


(なまえ)
あなた
お母さん!おかえり〜!


元気になった姿の娘…




ヒシヒシと私の心に生まれる罪悪感。



(なまえ)
あなた
お母さん……?どうしたの?





心配そうに眺める優しい我が子を抱きしめ


(なまえ)
あなた
お母ッ


お母さん『ごめんねっ…本当にごめんなさいっ』







『ごめんなさい』なんて、この子からしたら
皮肉にしか聞こえないはずなのに





(なまえ)
あなた
お母さん…私を産んでくれてありがとう










お母さんの行動は本当にこの子の為になるのかしら


幸せな最期を迎えられるのかしら



どうか、お母さんを許して…。







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