第15話

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2021/01/31 12:48


_____日曜日






お母さん『あなた〜、病院行くわよ!』






(なまえ)
あなた
はーい!



定期的に病院へ通っている。















看護師「夢咲さーん!夢咲あなたさーん」



名前を呼ばれ医者の元へ



医者「あなたさん、最近体調はどうだい?」
(なまえ)
あなた
最近は吐血も少ないです!
動悸も前よりは。


医者「うーん。」




医者は少し難しい顔をして

医者「ハッキリ言ってもいいかい?」








緊張が走る。


(なまえ)
あなた
はい。ハッキリ言ってもらった方が私的には助かります。



「そうだね、うん。」と医者は頷き口を開く




医者「君の病気は急変しやすいタイプのものでね。今は体調が良くてもすぐに悪くなる場合もある。辛い言葉を言ってしまうかも知れないがいいかい?」


(なまえ)
あなた
(コクッ)







医者「検査の結果。もう脳まで来ている」








____「もうこの先の言葉は言わなくても分かるよね」

























(なまえ)
あなた
ありがとうござました。



そう言って、診察室から出る





すると母と看護師さんが話していた


看護師「あなたちゃん昨日は楽しそうやったね!」



え?


お母さん 『昨日の相手が男だったなんて〜!教えてくれたら良かったのに!』







お母さんはニコニコしながら笑っていた。



笑っていたから。

嬉しそうに言われたから。



(なまえ)
あなた
彼氏だよ!




なんて。













お母さん『彼氏……?』



(なまえ)
あなた
そう!彼氏出来たの!



お母さん『な、名前は?』
(なまえ)
あなた
宮侑くん!


お母さん『侑くんね。その子はあなたの病気知っているの?』




こんな事をなぜ聞いてくるのか私は分からなかった


(なまえ)
あなた
ううん。言ってない。



お母さん『そう…なのね。』





一瞬だけほんの一瞬お母さんの顔は曇った




















言わなければ良かった?


ううん。そんな事ない。

お母さんは私の事を考えてくれたんだよね。





でもね、私は侑くんと付き合えて、一緒に居れて

本当に幸せだったんだよ…。




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