第35話

DAY12続き
623
2021/01/05 15:07
大我side
突然あなたちゃんが部屋を出て行ってから
数分後に北斗も部屋を出ていった。

あれから、2人は別々に戻ってきた。

あなたちゃんはいつも通りに戻ってて、
席が少し離れてる北斗と目が合ってはニコって、笑ってる。

京本大我
京本大我
…俺なんかしたのかな?(ボソ
そんな俺の小さな呟きは樹が歌ってるマイクの音量にあっけなく消された。
樹
あー!歌ったわ!!
2曲連続はきついわ〜笑笑
くれは
くれは
樹が指名しないからじゃん笑笑
慎太郎
慎太郎
そーだよ!
樹ばっかずるいぞ〜
樹
わかったよ〜指名すればいいんだろ!
慎太郎
慎太郎
まぁ、そー言うことだな笑笑
樹
笑笑
樹
んー、やっぱ、あなたでしょ!
あなた
あなた
ここで来たか!
京本大我
京本大我
あなたちゃんの初めて聞く。
あなた
あなた
げ、なんかプレッシャーなんだけど笑笑
なんか、緊張してそうだな。笑笑
あなた
あなた
ふぅ、
あなたちゃんが深く深呼吸して、歌い始めた。

正直…



動けなかった。





歌い始めた途端、澄んだ声、流れるリズム
何もかもが心地よくて、だけど伝わるものがあって、
あっけなくあなたちゃんの歌声に引き込まれた。



京本大我
京本大我
すごすぎ。
慎太郎
慎太郎
だろ?
京本大我
京本大我
うん。
京本大我
京本大我
って、慎太郎褒めたわけじゃないけどね笑笑
慎太郎
慎太郎
それもそーだ笑笑
そう言ってドヤ顔してきた慎太郎。
歌なら誰にも負けない自信があった。
でも、あなたちゃんは俺よりずっと上手い。
悔しいほどにね、
歌が歌い終わった。
あなた
あなた
ふー、どうだった??
みんな
すごすぎた!(拍手
あなた
あなた
よかった〜!
北斗
北斗
うわ、すげ、
くれは
くれは
99点…
慎太郎
慎太郎
やべぇな
樹
鳥肌すごいんだけど、
あなた
あなた
よっしゃ!!
京本くん!私の勝ちだね笑笑
京本大我
京本大我
なんか、途中から負けた気はしてた笑笑
あなた
あなた
それはどーも!笑笑
みんなが満足そうに歌い終わった。
正直歌いすぎてもう疲れたんだけど笑笑
慎太郎
慎太郎
うわー!!疲労感すごいんだけど!
樹
だな!盛り上がりすぎた
くれは
くれは
そろそろ帰ろーか!
くれはの声でみんなが帰る準備を始める。
カラオケを出て、みんなが自分の家に帰ろうとする。
京本大我
京本大我
だいぶ暗くなったね
前、あなたちゃんと連絡つかなくなったのもあるし
送って行った方がいいよな、
京本大我
京本大我
送ろうっ
京本大我
京本大我
あなたちゃn
そう名前を呼ぶ前に途切れてしまった
だって、
あなた
あなた
北斗くん!
北斗
北斗
ん?
あなたちゃんが北斗の名前を呼んだから
京本大我
京本大我
…クッ
北斗の名前を呼びながら俺の前を素通りして行く。
あなた
あなた
北斗くん、あのさ話したいことあるから。
帰ろうよ
北斗
北斗
お、おう。
みんな
みんな!また学校で!じゃーね!
それだけ言って、解散した。

今日はすごく楽しかったはずなのに、なんでモヤモヤするの?

素直に言えば北斗が羨ましいっていうか、
なんか2人の関係が気になるつていうか、

まぁ、2人で帰りたい時ってあるよなぁ。


そー考えながら歩いた
京本大我
京本大我
おれ、やっぱり好きなのかな、
この時の俺はまだ、気づけてなかった。
いや、気付こうとしてなかったんだ。
自分の気持ちに。あなたちゃんを好きって気持ちに


だって、好きって認めたら、離れていきそうで。
これ以上、失いたくなくて、
















怖かったんだ。






いちごです!!!
次、北斗とりんに進展が!!!!(あるのかな?)
いつもいいねや、お気に入りありがととととございます😭

何かあればコメント遠慮なく!

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