シルクside
俺はシルク、高校二年生で一個下の後輩であるマサイと付き合っている
マサイとは家が隣同士で小さい頃から仲が良かった
いつしかマサイを恋愛対象として見るようになり、思い切って告白したら
って言われてすげぇ喜んだの覚えてる
クラスメートとのモトキに声をかけられておれは我に返った
そういえば今体育で校庭にいるんだった
ダーマに言われて屋上を見ると後輩たちがいるのが見える
よく見るとマサイが柵に寄りかかって体育座りをしていた
泳いだ後なのか全身濡れていた
モトキとダーマが何か話してるけどそんなの耳に入ってこなかった
ただマサイが、水が滴ってる肌が色っぽくて、今は目が離せない
マサイside
プールの授業が終わってお昼休みになる
クラスで1番仲の良いぺけに話しかけられる
入学した時はシルク以外とあまり話したことがなくて緊張したけど、ぺけが俺に声をかけてくれたから今は楽しく高校生活を過ごすことができている
シルクとの関係を知っているぺけは時々こうやって俺のことを茶化してくる
俺は逃げるように教室を出てトイレに行く
にしてもなんでトイレなんだろう
トイレに入ると、中にはシルクしかいなかった
すると急にシルクが深いキスをしてくる
もしかして、プールの授業の時、見られてたの?
なんて考えていると、トイレに何人か入ってくる足音が聞こえてくる
こんなの見られたらまずい、どうしよう
シルクは俺を無理矢理個室に押し込んだ
俺はバレないように息を潜めた
でもシルクはそんなことお構いなしに俺のズボンと下着を脱がす
少し勃った俺のソレをシルクが上下に動かしていく
シルクの言う通り、トイレに入ってきた人たちはすぐに出ていった
人がいる間、シルクは俺のナカに指を挿れていたため、今はもうゆるゆるにほぐれてしまっている
小さな子供のようにねだってくるシルク
そんな顔されたら断れないでしょ。。。
俺は黙ってゆっくり頷いた
シルクのソレがナカにはいってくる
挿れただけで俺はイッてしまったが、シルクは腰を振り続けている
シルクに貪るようなキスをされ、お互い達してしまった
ぺけたんside
昼休みの後の授業にマサイが出てなかったから放課後にマサイの荷物も持って保健室に行ってみると、ベットで寝ていた
あまりにも気持ちよさそうに寝ているもんだからとても起こしづらい
大きなため息が漏れる
どうやら俺の初恋は実らないようだ
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。