第75話

ダーモト 誕生日会
1,823
2021/02/25 04:46
ダーマside
朝、目を覚ますとモトキに抱きしめられていた
そういえばゲームしながらモトキが寝落ちしたんだっけな…
じっとモトキを見ていると、モトキの目がゆっくりと開いた
モトキ
モトキ
んぅ…おはよ…
ダーマ
ダーマ
おはよ〜
モトキ
モトキ
ダーマ…?
ダーマ
ダーマ
うん、そうだよ
モトキ
モトキ
…ああああ!!!
モトキは急に大声で叫び、布団から飛び出た
ノーリアクションの異名を持つ奴がこんな風に叫ぶとは…w
ダーマ
ダーマ
モ、モトキ?
モトキ
モトキ
ちょっと、そこで待ってて!
ダーマ
ダーマ
は?
モトキ
モトキ
俺が良いっていうまでここから出ないでね!
ダーマ
ダーマ
お、おう…
モトキはそう言うと、寝室から出ていった
俺はまだ眠気が残っていたため、モトキを待つ間、二度寝することにした














モトキ
モトキ
…マ…ダーマ、起きて
ダーマ
ダーマ
んー…?
モトキに体を揺さぶられて、目が覚める
モトキ
モトキ
準備できたから来て
ダーマ
ダーマ
はいはい
まだ少し眠い体を無理やり起こし、モトキに手を引かれてリビングに行くと…
モトキ
モトキ
ダーマ誕生日おめでとう!!
リビングは華やかに飾られていて、テーブルには沢山の料理が並べられていた
ダーマ
ダーマ
えっと…
モトキ
モトキ
今日ダーマの誕生日でしょ!
ほんとは俺の家で用意してサプライズしたかったけどここで寝落ちしちゃったからw
ダーマの家に来る途中で飾り付け買っといてよかったぁ
スマホのカレンダーを見ると、2月25日と表示されていた
ダーマ
ダーマ
ほんとだ
俺、誕生日じゃん
モトキ
モトキ
絶対忘れてると思った!
ほら早く食べよ、冷めちゃうから!
モトキに催促されて、席につき、おかずを一口食べる
ダーマ
ダーマ
うんめぇ!!
モトキ
モトキ
よかったぁ








その後、2人で仲良くご飯を食べ、ケーキも食べた
ケーキもモトキが作ったもので、俺のために頑張って練習したらしい
ありがとうって言ったら、別にって言って照れるもんだから可愛すぎて抱きついた
んで、今はこたつに入って2人でくつろいでいる
ダーマ
ダーマ
いやぁ、最高の誕生日だな〜
モトキ
モトキ
それは良かった
ダーマ
ダーマ
そもそもモトキと2人きりってだけで幸せ
モトキ
モトキ
そ、そう…///
ダーマ
ダーマ
また照れてんの?
モトキ
モトキ
うるさいなぁ///
…あの、ダーマ
ダーマ
ダーマ
ん?
モトキ
モトキ
プレゼント、何が良い?
ダーマ
ダーマ
え?
モトキ
モトキ
すごい考えたんだけど、料理の練習したり撮影とかで結局用意できなかったんだ
ごめんね
モトキはそう言うと、申し訳なさそうに俯いた
こんなに用意してくれて、寧ろ貰いすぎてるくらいなのに、こいつはほんとに真面目な奴だな
ダーマ
ダーマ
大丈夫だよ、料理うまかったし、飾り付けもすげえよかったよ
ありがと
モトキ
モトキ
でも…
ここまで言ってもモトキは納得しないようだ
…あ、それなら
ダーマ
ダーマ
ちょっと待ってて
俺はこたつから出て、寝室に向かう
そして、ベッド脇の棚から小さな箱を取り出す
ほんとはこれ、モトキ誕生日に渡す予定だったんだけどなw
なんて思いながらモトキの所に戻る
ダーマ
ダーマ
なぁモトキ
モトキ
モトキ
なあに?
ダーマ
ダーマ
モトキの残りの人生、俺にくれないか?
モトキ
モトキ
え…?
俺はモトキに箱を差し出し、箱を開ける
中には指輪が2つ煌めいていた
モトキ
モトキ
これって…
ダーマ
ダーマ
ンダホのパパさんに使ってもらったんだ
内側には俺たちの名前掘ってもらった
これから先も俺と一緒にいてほしい
モトキ
モトキ
…誕生日のプレゼント、俺で良いの?
涙目で俺を見つめてくるモトキ
俺なんて、モトキの相手が俺で良いのか不安だよ
それでもやっぱり、俺はこの先もずっとお前といたいって思うんだよ
ダーマ
ダーマ
うん、モトキがいい
モトキ
モトキ
…不束者ですがよろしくお願いします!
これって、OKってことだよな?
俺は喜びのあまりモトキに抱きついた
こんな幸せな誕生日は、生まれて初めてだ
ダーマ
ダーマ
幸せになろう、モトキ
モトキ
モトキ
うん
ダーマ、大好き
ダーマ
ダーマ
俺も、愛してる










-------------キリトリ-----------
歌詠彼岸
歌詠彼岸
ダーマさん、お誕生日おめでとうございます🥳
良い一年になりますように!

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