ぺけたんside
撮影が終わって休憩に入り、俺は久しぶりに動画のコメントを読んでいた
やっぱりマサイは人気があるなぁ
でもごめんなさい、生憎マサイは俺のなんだよね〜
急にシルクにくすぐられて思わず暴れてしまう
するとキッチンにいた目があった
笑っていたけど、目が完全に笑っていないのがオーラでわかる
笑顔でそう言ってくるけど、声のトーンが低い
な、なぜ怒っているのだろう…
そう言ってシルクは帰っていった
するとマサイがこっちに来て思い切り抱きついてきた
マサイが首元に顔を埋めてきたかと思うと、思い切り首筋を吸われる
俺の戸惑いなんてお構いなしにマサイは服の中に手を入れてくる
マサイは俺の肩に顔を埋めたまま小さい声でそう言った
いや、かわいいかよ
うちの彼氏かわいすぎんか?
これで攻めとか信じらんないわw
そう言いながらマサイの頭を撫でる
マサイの抱き締める力が強くなる
と同時に下半身に硬いナニかが当たるのを感じる
せっかくマサイを照れさせられたと思ったのに、俺今絶対顔真っ赤だよ
この天然タラシめ
ふわっと優しく微笑みながらそう言ってくるマサイ
ずるいよ、そんな顔されたら断れないじゃん
まぁ言うまでもなく、俺たちはそのままイチャイチャした
全てを察していたシルクからのLINEの通知に気づいたのはその次の日の朝だった
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。