第50話

マサモト 学パロ
1,677
2020/12/29 13:15
マサイside
授業終了のチャイムが鳴り響く
お昼休みになり、周りの奴らは机をくっつけてお弁当を広げ始めたり売店に行ったりする奴がいた
俺も売店に行ってパンを買いに行こうと立ち上がった
モトキ
モトキ
マ、マサイ!
同級生で、俺の可愛い嫁であるモトキがお弁当箱を持って俺に声をかけてきた
あー今日もかわいい((((
マサイ
マサイ
ん?どうした?
モトキ
モトキ
ちょっときて
モトキは俺の服の袖を引っ張って、俺を屋上に連れて行った
マサイ
マサイ
なんで屋上なの?
モトキ
モトキ
教室だと恥ずかしいから…///
マサイ
マサイ
なにが?
モトキ
モトキ
これ…///
そう言ってモトキは持っていたお弁当箱を差し出した
モトキ
モトキ
お弁当、マサイに使ってきたから、食べてよ…///
マサイ
マサイ
え!?
モトキが!?
俺に!?
モトキ
モトキ
ちょ、うるさい!
モトキが弁当作ってくれるとか最高すぎるでしょ!
え、夢じゃないよな!?
実はベッドで寝てるだけとかないよな!?
マサイ
マサイ
ありがとう、モトキ!
俺めっちゃ嬉しい!!
モトキ
モトキ
それは、良かった…///
俺は座ってお弁当を広げた
二段弁当で、中にはおにぎりとおかずが入っていた
おかずは俺の好きなものばかり
あーもう好き()
マサイ
マサイ
いただきます!
俺は卵焼きを一口食べる
マサイ
マサイ
うまっ!
モトキ店開けるよ!
モトキ
モトキ
そんな大袈裟なw
マサイ
マサイ
まじまじ!
あれ、モトキは弁当食べないのか?
もしかして、俺の分作ったから自分の分ないとか…?
マサイ
マサイ
モトキ、弁当は?
モトキ
モトキ
あー、マサイのを作るのに夢中で忘れちゃったw
なんて言って笑うモトキ
俺は申し訳なくてモトキに卵焼きを差し出した
マサイ
マサイ
ほら、あーん
モトキ
モトキ
え、いいよ!
マサイが全部食べてよ!
マサイ
マサイ
このあと授業とかあるんだから、食べないともたないだろ!
ほら!
モトキ
モトキ
わ、わかったよ…
あーん///
モトキは少し恥ずかしそうに卵焼きを食べた
モトキは少し頬を赤く染め、また笑った
俺はこいつの笑顔が好きだ
喜んでる時、楽しい時、照れてる時
どんな笑顔も大好きで、俺はあっという間に心を奪われたんだ
俺はモトキの頬に手を添え、そっとキスをした
マサイ
マサイ
好きだよ、モトキ
愛してる
モトキ
モトキ
俺も、大好き…///
そう言って俺たちは指を絡めて、ぎゅっと手を握った
マサイ
マサイ
モトキ、これからもずっと俺の傍にいてね
モトキ
モトキ
うん
ずっとお弁当作ってあげる
俺はお弁当を食べ終え、昼休み終了のチャイムが鳴るまでモトキに何度もキスをした
















数年経って、大人になった今でも俺の左手にはモトキの右手が握られている

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