そんな言葉聞きたくなかった
そもそも私がルール違反したのが悪い
ジミンを好きになったことが悪い
こんな失恋、、二度としないんだろうな
私達は所詮"恋人ごっこ"だったから別れのシナリオまで決めなくちゃいけなかった
でも、"どっちかが振って終わった"なんて別れ方にはできなくて
結局"2人の愛が冷めた"なんて倦怠期らしい適当な理由をつけた
ジミンが先に屋上から出ていく
振り返ってくれるんじゃないか
まだそんなことを思ってる自分がいる
ジミンは1回も振り向かず私の元から去っていった
振り返ってくれなくてよかったのかもしれない
ジミンの後ろ姿を見つめてたその瞳からは
いつの間にか涙がこぼれ落ちてたから
ジミンがぼやけて見えた_________
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。