2人は私の恋の敵だからってソアちゃんを見捨てろとは言わなかった
そこは尊敬する
とはいっても、私任せなのは気に入らないけど……
そのまま走って生物室を出て、一回まで降りていく
外に出て校舎裏に向かうと、ソアちゃんが叩かれてるのが見えた
あちゃぁ、ちょっと遅かったかな……
おぉっと、、さすがにこれは、精神的にダメージが強い
でも、こんな所で縮こまるほうがダサい
もちろん撮ってない
でも、上手く引っかかってくれたみたい
その子達は私を睨みつけながらその場から去っていった
私とソアちゃん
2人だけ取り残された校舎裏
ソアちゃんは泣いてるのか俯きながら頷く
えーっと…どうしよ
視線を泳がせると、生物室から顔をのぞかせる野郎2人と目が合った
さっきのやりとり見られてた!?
最悪……
ソアちゃんの手を引いてその場から立ち去った
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。