第125話

🥀
2,115
2021/03/26 09:34
あなた

お、お風呂早くない!?

ジミン
ジミン
いや、普通だと思うけど……それより、どうかした?





さすがに2回も同じことを呟いてたからか、本気で心配したように聞いてくる










さっきと今とでは、"どうしよう"の意味が全く違うんだけど……










とりあえず、思いきって聞いてみた




あなた

ジミンはさ

ジミン
ジミン
ん?
あなた

す、好きな人とかいないの?

ジミン
ジミン
はぁ?ㅎ




無言で私の前に座り込むジミン










俯いてしまった私には、あぐらをかくジミンの膝だけが見えた







ジミン
ジミン
あぁ、もしかして前に言ってた好きなやつについての悩み?





まぁ、間違ってはないので俯いたまま頷く





あなた

それでその、ジミンには好きな人いないのかなぁって思って……

ジミン
ジミン
俺?いや、別に……って、俺のことは関係なくね?




いえ、関係してるんです










とは言えない……





ジミン
ジミン
好きなやつとうまくいってない?
あなた

えーと、上手くいく以前にその人は私を女として見てないと思うんですよ

ジミン
ジミン
いやいや、あなたなら大丈夫だって
ジミン
ジミン
えーっと、ほら、あなたはかわいい(?)から!




なんで疑問形?










いっぱいいっぱいなジミンの言葉が、逆に辛い






あなた

無理に励まさなくていいから……

ジミン
ジミン
……だよな、悪い
あなた

うん

あなた

私こそ、なんか、ごめんね?ずっとジミンに愚痴ってばっかだし……

ジミン
ジミン
いや、別にいいけど……それより、もう寝る?
あなた

あっ!!うん




時計の針は23:45を指している





あなた

ほんとにベッド借りちゃっていいの?

ジミン
ジミン
いいよ。あなたはお客さんだし




当然だけど、布団からはジミンの匂いが溢れていて、ドキドキと安心が入り交じったような、不思議な感じがする










アレキ
にゃ〜
ジミン
ジミン
そいつ、甘えん坊だから、、一緒に寝てやって?
あなた

うん






返事をしながら、すり寄ってくるアレキを撫でる









ってことは、昨日の夜はジミンがアレキとくっついて寝てたってこと……?










やばい、、想像しただけで可愛い……

思ってたんと違う……ㅋㅋ

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