第115話

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2,206
2021/03/27 01:30
あなたside___






ユンさんに連れてこられて来た場所は、ごく普通の喫茶店










そしてなぜだかそこでのんびりとお茶をしてる……




あなた

あの〜、ユンさん?

ユンさん
ユンさん
ん?どうかした?
あなた

私に何か御用があったんじゃ…

ユンさん
ユンさん
あぁ、あれは嘘
あなた

えっ、嘘!?



ユンさんは子供みたいに笑っていう
ユンさん
ユンさん
あなたさんが告白されてたから、つい邪魔しちゃっただけ



ぐぅちゃんとのこと見られてたんだ……










どうしよ、ユンさんは私がジミンの彼女だと思ってるのに







ユンさん
ユンさん
ジミンには言わないから、安心して


ジミンという名前が出て、ドキッとする




ユンさん
ユンさん
もし、あなたさんが告白されてた、なんて言ったらジミナ嫉妬するだろうしね
あなた

ジミンが嫉妬!?ありえないですよ!




って、私のバカっ!










ユンさんにはジミンと付き合ってることになってるのに、何本音言ってんの、!?








ユンさん
ユンさん
どうして?あなたさんが思ってる以上にジミナは君のことが好きだよ?




優しく微笑んでるユンさんに、私はこれ以上のボロを出さないように黙った










するとユンさんは少し考えるように、静かに少しずつ話し始めた










ユンさん
ユンさん
ジミンがね、高校に入ってから付き合ったのは、あなたさんだけなんだよ
ユンさん
ユンさん
いや、、"高校"というよりは、"ミニョンさんが亡くなってから"って言った方が正しいかな……



"ミニョンさん"?




あなた

あのっ、"ミニョンさん"って……?

ユンさん
ユンさん
あぁ、知らなかったよね。ごめん。ミニョンさんは、ジミンのお母さんだよ……



"俺には母親がいない。3年くらい前に、死んだから"










あの時のジミンの言葉が、頭の中で繰り返された






ユンさん
ユンさん
ミニョンさんが生きてた頃は、ジミンも普通に女の子とつきあったりしてたんだけどね。彼女が亡くなってからは、そのせいか分からないけど、、
ユンさん
ユンさん
誰とも付き合わなくなってしまったんだ……

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