第7話

6.
640
2021/10/12 06:34
西畑 side




『…もうそろそろ、やな。』





時刻は a.m.10:25


小林さんは、早めに行動する癖があるから


もうそろそろ来てもおかしくない時間やった。


髪とか、切ったんかな。


それぞれみんな、変わったこととかあるんかな。


まぁ、約1ヶ月で、そんな変わることはないと思うけどな。笑


ただ、メンバーのことを考えていれば


メンバーらしき声が、少し遠くから聞こえた。





「病院来たのいつぶりやろ、」


「診察とか来ても、1階とかやしなぁ。」


「あんまり、騒がないで下さいね。」


「分かってますて。笑」


「そんな常識ない人間やないし、笑」





声が近づくにつれ、ワクワクに近い心臓の高鳴りが激しくなる。


久々に会うから、…どんな顔をしていいのか分からない。


でも、きっと大丈夫や。





「大吾くーん。」




初めに顔をカーテンから覗かせたのは…




長尾「お久しぶりです。笑」




長尾やった。


相変わらず、満面の笑み。




藤原「よっ。久しぶり。」


高橋「お久しぶりです。体調、大丈夫すか。」


『うわ、久々すぎて。笑』


小林「笑。みんな、西畑さんに会えるの、めっちゃ楽しみにしてて。行きの車の中、病院か西畑さんの話題で持ち切りでした。笑」


長尾「病院なんて、そんな滅多に来ないし、大吾くんに会うのは久しぶりやし。話題なんて、自然とそうなっちゃいますよね。」


『僕について、そんな話すことあるん?』


藤原「恭平が、「彼女できてるんすかね」とか、「病院での出会いって、なんか清潔感あるっすよね」とか言ってんの。笑」


高橋「え、大吾くん、彼女は?」


『出来るわけないやろ。』





相変わらずな感じで、少しほっとした。


4人とも笑顔で、…仕事の話とかも色々聞いたけど


みんな、上手くいってるらしいし、楽しいんやってさ。


……。


「羨ましい」


こんなことを思って、一体何が変わるんやろ。


早く、退院したい。


みんなに会ってから、僕はただこのことしか思わなくなった。












あの日までは。











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