─あなたside─
じんたんとみやが話し始めて、
テオくんはあれからずーっとゲームしてる。
と妹子ちゃん一言。
妹子ちゃんはケーキを机に置いてくれた。
そう言って私は鞄から、
財布とスマホを持って玄関に向かう。
私が振り向いたらテオくんがいた。
振り返るのと同時に、
テオくんは私の腕を引いて来た。
みんなの視線が集まる。
テオくんは私の腕を掴んだまま離さない。
妹子ちゃんは“おぉ〜✨”なんて言ってニコニコしてる。
....行くしかないか。
私は「うん」と返事をし、2人で行く事にした。
でも返事をしたのに...テオくんは離してくれない。
テオくんは真剣な顔をしているように見えた。
─テオくんside─
気の利くあなたは絶対言うと思ってた。
俺は自慢の反射神経であなたの腕を掴む。
みんなが見て来たのも分かった。
....でも俺はあなたと2人で行きたい。
言えた..!!!!
あなたは"えっ..?"って顔してるし、
妹子はキラキラした目でこちらを見ていた。
え?..あなた、照れてるの??....
_そんなの可愛過ぎるじゃねぇか。
ダメだと思ってもこうしたい自分がいた。
いつもなら
「え〜」とか「どうしよっかな〜」とか
言ってチャラチャラしてるのがキャラだけど...
俺はそう言ってあなたの腕を離して、
近くのコンビニに向かう事にした。
_あのまま離したくなかったな。
どこか寂しい気持ちを隠しながら、
あなたの後ろを着いて行く事にした。
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テ オ く ん ー !
テ オ く ん の ち ょ っ と 色 気 あ る 感 じ 好 き 。((変態
別 に 変 な 意 味 じ ゃ な い で す よ ?()
寝 起 き の 声 と か た ま ら な い で す 。
今 回 テ オ く ん が キ ー パ ー ソ ン で し た 。
テ オ フ ァ ミ さ ん に は も っ て こ い で す !()
ク オ リ テ ィ 低 い く せ に ご め ん な さ い 。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。