第36話
さんじゅー*(R)
─あなたside─
真実の愛を証明する_________
これまでの行為から
何を求められているのか大体想像はつく。
でもやれって言われても....
すました顔で足を組み、横目で私を見てくるみや。
おかしいよ。
完全に狂ってる。
こんなにドSだったっけ......_____
私はただみやを見つめることしか出来なかった。
─みやside─
遂に行動出来なくなったか....、
あなたが今どんな気持ちなのか、。
今の俺にはさっぱり分からない。
俺は酒には強い方だと思う。
だから少し強めのお酒を飲んだ。
その事すらあなたは気付いてないのだろう。
俺は得意の甘い低音の声であなたを誘う__
ドサッ
そのままベッドに優しく倒す。
手首を押さえ、顔を見合わせる。
あなたは抵抗って事を知らないみたい、、。
俺はあなたのジャージのチャックを下げて、
美しいあなたの首筋を指先で撫でる。
───そうやって反応するから...._
俺は笑ってみせてからあなたの首に顔を沈める。
まだまだこれからだよ....(悪笑)
─あなたside─
みやは私の首元に印を付けた。
いやらしいリップ音。
みやの荒い呼吸。
静かな薄暗い部屋に響く。
みやは私の様子を伺うように目を一瞬見、
顔を近づけて来る。
私は恥ずかしくなって目を瞑る。
物凄く近くでみやの吐息が聞こえてきた。
みやは悪戯顔でそのまま甘噛みしてきた、
─みやside─
こんな事するの初めてなんだよ?
好奇心とか
ただ単にあなたが好きなのとか
少しお酒で酔っているのとか
色々混ざってこんな俺を生んだんだ、。
ここまで来たら後戻り出来ない。
素直だなぁ〜....
それとも....
あなたの顎に手をかけて少し上に引く。
さあ....あなたがお望みの....
エロチックで少し大人な
夜の舞踏会.........
俺はニヤッと笑ってみせてから“行為”に入った。