─テオくんside─
俺は結局じんたんを待っていたのだが、
寝落ちしてしまい、そのまま朝が来た。
カーテンから漏れる朝日で目を覚ます。
....あれ?
じんたんはスマホを置きっぱなし。
なのにじんたんは部屋に居ない。
とりあえず俺はじんたんのスマホを持って
リビングに行く事にした。
ガチャッ
─妹子ちゃんside─
テオくんはキョロキョロしている。
....え、テオくんどうしたの?
いつも元気なテオくんが今日は静か。
_眠いの?
_疲れてるの?
色々考えながらテオくんの返事を待っている
と、その時。
ガチャッ
リビングの扉が開く音がした。
扉の方を2人で見る。
お兄ちゃんが腰に手を当てながら入ってきた。
_え..?なんかあったの??
─みやside─
_やりすぎた。色んな意味で。
そう返事する彼は
いつものマヌケなテオくんじゃなかった。
_本当に聞きたかった事が聞けない....
テオくんもこの事気にしてたのかな....
あなた何してるんだろ....。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。