第42話

☪︎*。꙳
2,177
2021/08/28 13:10
その後、マイキー達は直ぐに倉庫へと向かった


イザナ
おい、竜胆。
ここで合ってんのか??
リンドウ
あぁ。間違いない


倉庫の扉は思いのほか分厚く


そのせいか中の音は全く聞こえなかった


マイキー
とりあえず入るぞ!!急がねーと…


マイキーは思い扉を難なく蹴破った


そして目の前に広がる光景に言葉を失った


服や下着が破れ身体中に痣や傷跡があるあなたが1人、冷たい地面に座っていた


そして、虚ろな目はマイキー達を写すことなく感情は剥がれ落ちていた


それを見た誰もが息を飲んだ




マイキー
おいっ!!あなた!!
バジ
あなた!!


あなたの幼なじみであるマイキーと場地はその光景を見るなり直ぐにあなたの元へ走りよった


2人があなたに呼びかけても返事はない


ただ空を見つめているだけでその目にはなんの光も写していなかった


イザナ
竜胆、一応あなたの怪我を見てくれ。
リンドウ
骨折とかないみたい。頭に傷もみられない。
イザナ
マイキーと場地はそのままあなたを俺ん家まで連れて帰れ。エマが手当てしてくれるはずだ。
チフユ
警察に行った方が…


誰が見ても警察沙汰の事件なのにイザナの対応は違った


イザナ
バカか??この状態のあなたを警察に連れていけばあなたは嫌でも世間の目に触れる
イザナ
そうなれば周りはこいつのことをなんて思う…


イザナの言葉に全員が納得した


"世間の目"


これ以上あなたが傷ついてしまうかもしれない


そうなるのだけは避けたかった


イザナ
三ツ谷、お前は今すぐ黒龍の奴らに連絡しろ
大寿ならあなたの名前を出せば力を貸してくれる。
イザナ
九井に情報を集めさせろ。
ミツヤ
分かった。


そう言って三ツ谷は大寿にすぐさま連絡をとった


イザナ
蘭とドラケンは今すぐ天竺と東卍のヤツらを集めろ。緊急集会を開く。
ラン
了解。
ドラケン
了解。


2人は直ぐに自分のチームのやつに連絡をとった

イザナ
竜胆と一虎は他のチームのヤツらにアイツらの情報を聞いてこい。
俺とマイキーの名前を使っていい。
イザナ
でも、あなたの名前は絶対に出すな。


イザナとマイキーの名前を出せばほとんどの奴らは口を割る


恩を売りたいやつや弱みを握られているやつは5万といる


それだけイザナとマイキーの存在はこの界隈にとって畏怖嫌厭されるものだった


イザナ
準備が出来次第、敵のアジトに乗り込む


普段なら人の命令を聞かない奴らもこの時は大人しく聞いた


それだけイザナの指示は的確だった


しかしそれだけじゃない。


あなたがここまでされて見て見ぬふりは到底できなかった


あなたはマイキーやイザナとは違った意味でこの界隈で有名だった


あなたに助けられたヤツらは数え切れないほどいた


黒龍もその1つだ


あなたの名前を出されて何もしないばかは居なかった



























━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
少し追加設定
黒龍は東京卍會や天竺とは協力関係にはないが以前あなたが黒龍の総長である芝大寿との接点をもちそれ以来、あなたの為なら力を貸すという事になっている







遅くなりました…
もう少しでラストスパートかな??

プリ小説オーディオドラマ