(体が熱くて…
うまく動かせない)
私は目をゆっくりと開ける
(ここどこ…)
⚪️「あ、あなたさん!気が付きましたか!?」
(あぁ、ここ医務室…)
先生らしき人は誰かに連絡している
⚪️「今、すびんさんが来ますよ。」
先生がそう言うと
バンッ!
扉が開く
🐰「あなた?目覚めた?」
おっぱが私の側まで来た
🌙「あ、おっぱ…」
私は起き上がろうとする
すると
🐰「ダメ!まだ起きちゃダメでしょ!?」
そう言って私をもう一度寝かせる
🐰「車が来たって、もう帰ろう。」
そう言ってまたお姫様抱っこをする
さすがに恥ずかしくて
🌙「おっぱ!1人で歩けるから…下ろして!」
🐰「だめ!悪化したらどうするの。」
そう言っておっぱは歩き始める
車に乗り座席を下げてそこに下ろされる
🐰「宿舎まで寝てて。」
🌙「…おっぱ、ありがとう」
そう言ってまた眠りについた
▫️▫️▫️▫️▫️▫️▫️▫️▫️▫️
久しぶりに夢を見る
あそこに居るのは…
小さい頃の私と_
誰だろう。私より大きくて少し歳上に見える
男の子。
ふたりは何か話している
ヒソヒソと小さな声で、
すると突然男の子が首筋に_
▫️▫️▫️▫️▫️▫️▫️▫️▫️▫️▫️
(!?!?)
私は目が覚める
隣を見るとおっぱが不安そうな顔でこちらを見ている
🐰「あなた?大丈夫?うなされてたけど…
また熱が_
🌙「ううん、大丈夫だよ…」
そう言って額に流れる汗を拭う
(いったいあの夢は、
それにあの男の子…私の首筋の傷と関係が?)
全然分からない…だって
(私は幼少期の記憶がひとつも無いから)
NEXTーーーーー
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。