そう言ってシルクに抱き寄せられる。
“ドキッ”
男たちはそそくさ逃げていった。
すると、シルクとバチっと目が合う。
そう大声で叫ぶシルク。
私も負けずに言い返す。
シルクは、びっくりしたように口をおさえる。
ふいっと顔をそらすシルク。
それが、さっきのやつら???
じゃあ
そしたら
シルクが許嫁をやめさせたのは
私のことを守るため_?
シルクが少し、しゅんとするが…
もしかしたら、一生結婚できないかも…
先が見えない結婚より…
シルクが好きしバカにしたようにニヤッとしながら、聞いてくる。
するとシルクは、偉そうに腕を組み。
ドヤ顔でそう言うから…
私もドヤ顔で言い返した。
私とシルクは2人並んで、家に帰った。
シルクの許嫁ってちょっと不安だったけど。
シルクって、ホントいいヤツだし、
許嫁ちょっと楽しいかも。
なんてね。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。