次の日…
気づいたら朝になってた。
私は、めいいっぱいのオシャレをして玄関を飛び出した。
すると目の前には、
大好きな人の姿が。
少し顔を赤らめたシルクが、目をそらす。
そう言われて、グッと左手を握られた。
#シルクside
んもぉ〜!
あなた、こういう日に限ってオシャレしやがって…
次はあなたが狙われるかもしれないじゃねーか。(▶︎10話参照)
手を引っ張るだけで黙ってついてくるなんて、こんなんじゃ心配でどこにも出したくねぇ。
#あなたside
数分後_
カラオケに着くと、ンダホとくまみきちゃんが既にいた。
仲良く手を繋いでいる。
"シルクと付き合ってるでしょ"と言われる気がしたので、
慌てて、手をぶんぶん振り回す。
シルクとンダホはぽけ〜っとする。
すると_
あなたの目の前にリア充が、もう1組現れた!
非リアに見せつけるように腕を組みこちらを見ている!
そして、
りっちゃんとえっちゃん、そしてもっきゅんとぺけが、軽く息を切らせながら走って来た。
私たちは、指定された部屋に入る。
数十分後_
陽気な様子ではじめとマホトが部屋に入る。
そしてマホトはちゃっかり私の隣に座った。
私の顔をのぞき込みながら、丸メガネからチラッと可愛い目を見せる。
今は、ンダホとぺけが歌ってるから少し話してもみんなにバレない。
それを狙ってきてる…!?
シルクに助けの視線を送るも気づいてくれ様子はない…
シルク助けてよ〜 泣
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!