放課後。屋上。
忘れてないよ
私は、思い切って行ってみることにした。
がちゃん
↑2人が出て行きました。
きっとこの高さなら死ねる。
柵を掴んでいた手を離した。
家に帰りました。
がちゃん
↑ドア開けました。
良かった。あの2人以外は買い物にいってるみたい
すると、悲しさの糸と怒りの糸が同時に切れそうになった。
私はジェルを無視して部屋にこもった。
あいつらなんかもう知らない!
姉じゃないのに姉だからってうるさいし、元々味方についてもらおうなんて
考えたことなかったしね
もうヤダっ!もうヤダ!
ホントにホントに見つからない!
自分の生きてる理由が!
生きてて、こんなに追い詰められたのは人生で初めてただった。
コンコン
がちゃん
↑入りました
ころ兄の顔をみたとたん、涙が一気に込み上がって来て
号泣してしまった。
いきなり生きてる理由はなにかなんて聞けないから、
最初に思った事を言おう
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。