テヒョンが言うにはあの後私を追って
交通事故で死んだと。
テヒョンには
血の繋がっていない姉が居るとは聞いていた
まさか浮気を疑っていたあの女が
テヒョンのお姉さんだったなんて..
確かにお姉さんだったら、家族だったら
そう簡単に殺せるわけが無い。
テヒョンは、嘘なんてついていなかったんだ
許してもらえるなんて思ってない
だけど、やっと自分のしてきた事がどれほど
テヒョンを困らせていたのか , 苦しめていたのか
それが今、分かった.
黙って何度もテヒョンに頭を下げる.
床に水滴が落ちた , 泣きたいのはテヒョンなのに
どうして私が泣いているんだろう.
テヒョンの姿が、見える ...
テヒョンの手が頬に触れようと伸びてくる.
勿論触れられる事は出来ないけど,
何故か今、感じるはずのない体温を感じた.
🐯 「これであなたは僕だけのものだね 」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。